私たちの取り組む課題
未来の声なき声に耳をかたむけ続ける
私たちがしてきたこと、この先も挑み続けることは、
時代の先を行く福祉サービスの創造でも
単なる事業の運営でもありません。
出会う人々すべてと全力で向き合い、
話を聞き、言葉にならない思いを想像しながら
相手の幸せを一心に願う、その積み重ね。
たとえ、仕組みや制度の壁があったとしても
それでも何かできるはず、もっと他にできることはないか、
と立ち止まらずに考え続けるのが基本です。
その時代、時代の地域の課題や一人ひとりが抱える困りごとを見つめて、
必要な支援を届け、なければ、つくり続ける。
み・らいず2が目指すのは、
「だれもが、自分らしく地域で暮らせる社会」が
どんな人にとっても当たり前の未来です。
なぜこの課題に取り組むか
私たちの考える、6つの支援
だれもが自分らしく地域で暮らせるように…
人と人とが一緒に暮らしていくために欠かせないサポートは6つある、と私たちは考えます。
すべて密接に関わり合い、より豊かな人生を支える大切な要素。
できるだけ早い段階から、継続的に行うのもポイントです。
描く
子どもたちや若者が自分の人生を自分で選んでいけるよう、未来の姿やそれを実現する方法を共に考え、描きます。
育む
人から大切にされることで人に関心を持ち、小さなチャレンジを重ねて自信を持つ…人と関わるうえで大切な力を育む機会を提供します。
学ぶ
「できる」自信と「分かる」喜びを子どもたちに。人との関わりや勉強を通して、友達との遊び方、選ぶ力や決める力を身につけます。
働く
人との接し方などが身につく訓練や職場体験をおこない、就職をサポート。自身の力を社会の中で発揮できるよう、若者に寄り添います。
暮らす
自分の生き方や暮らしについて、自分で考えて選択できるように支えます。医療的ケアを必要とする子どもたちの生活の支援も。
遊ぶ
障がいのある子どもや若者の余暇を後押し。新しいことに挑戦したり、あちこちに出かけて人と出会う機会をつくり、一緒に楽しみます。
寄付金の使い道
【1】貧困状態にある子どもの居場所の運営
子どもたちが貧困や不登校の状態で、他者と関わる機会が減り、経験不足となり、より社会的貧困となり、社会から孤立しています。当法人の住之江区の拠点を2021年度に改装し、平日の放課後に貧困状態にある子どもたちが通える居場所をつくりました。
寄付金を活用し、土・日曜の学校が休みの日に、子ども食堂を月2回程度、職業体験イベントを年間4回程度、地域のお祭りに参加する等の文化的な体験をするイベントを年間4回程度実施します。
【2】子どもの貧困問題を啓発するフォーラムの開催
2021年度は、「子どもの貧困」をテーマに、実践者をパネラーに迎え、子どもたちの暮らしや環境、地域の変化などを、実体験をもとに支援者同士で考える機会をつくりました。コロナ禍で不登校が増えていることや、コロナ禍での休校や家庭訪問等のしづらさなどの要因により、家庭状況の見えづらさ、SOSの出しづらさなどが増大していることが明らかとなりました。
2022年度は、子どもの貧困や虐待を背景にした不登校を題材に、地域でどうネグレクトを減らしていけるかをテーマに、フォーラムを年2回開催します。