私たちの取り組む課題



【「困った」や「やりたい」を言えず、「居場所がない」と感じる若者たち】
家にも学校にも、落ち着く居場所がない。
既存の施設等は条件付きで通えない。
当事者のニーズに合わせた居場所はなかなかない。
育った環境が「当たり前」過ぎて、本人たちが課題を抱えていても、気づいていない。
または、「困った」や「〜たい」を言う事、言える人とも出会ってない。
気づいた時には課題が複合的、複雑化し、解決が困難になるケースとなります。
ない・ない・ない尽くしを挙げればキリがありません。。。
【ブチブチ切れる支援体制】
「18歳になったら、全て自分で解決しなきゃないんだよね」若者から言葉です。
学校はある意味セーフティネットになっています。が、卒業したら、社会に出たら、支援が切れます。
支援先で同じ話を何回もすることになり、「たらい回し」にされる現状に絶望を感じて
支援を受けることを諦めていきます。
なので、日常的に高校生や若者が主役となれる、ホッとできる居場所と関係づくりが必要です!
なぜこの課題に取り組むか



【温かい食卓の団欒を】
現代社会に足りなくなったもの。それば家族で食卓を囲み、団欒をすること。
血のつながった家族では難しい今だからこそ、集まったみんなで
一緒に食事をつくり、準備し、会話しながら食べ、片付ける。
『食』は「人を良くする」と書きます。
どんな物を食べるかで体がつくられ、どんな人と食べるかで心が育まれます。
「共食」を通して、元気な心と体、そして助け合える温かい関係性が育まれています。
【「困った」を減らす】
しゅろハウスに集う子どもや若者の「困った」は多岐にわたります。
その一言から、その時できる必要に応じたサポートを行っています。
「洋服が買えない」 → SNSで呼びかけ、3日で全国から50箱が届く。サイズと好みが合えばいつでも、好きなだけお持ち帰りOK!
「冷蔵庫が空っぽになる」 → フードバンクや寄付者からの食べ物を定期的に段ボール1−2箱分持ち帰る。
「進路どうしよう?」 → 個別相談で丁寧に思いを聞きながら、見通しを持った一歩につなげる。
「妊娠したかも、、、」 → 個別相談をした上で、必要なら専門機関や他の支援機関につなぐ。 などなど。
迅速な支援につながると気持ちが軽くなり、信頼関係の構築につながり、次の「困った」が言いやすくなります。
【「やりたい」を応援する】
子どもや若者は、困ったと同時に「〜たい」という気持ち、意欲も持っています。
日頃のコミュニケーションから分かる「〜たい」「◯◯が好き、得意」をカタチになるよう応援する場を創出します。
「お料理が得意」 → 近隣の団体等と連携し、カフェイベントで販売体験を実施。
「アクセサリーづくりが好き」 → しゅろハウスで手作り作品を常設したり、他団体と連携イベントでブース設置して販売体験を実施。
「探究学習をしたい」 → 一緒に考え、講師を紹介し、高校生企画の講座を実施。
チャレンジする体験を通して、失敗や成功する経験をし、自信につながったり成長する機会を設けています。
寄付金の使い道



①子ども・若者の身体をつくる食材費
②子ども・若者の心を育てる体験活動費
③子ども・若者を支える場をつくり続ける活動資金