私たちの取り組む課題
<教育現場での課題>
- 教育現場における、障害者と健常者の分断
- 画一的な教育による個性や自己肯定感の喪失
<社会での課題>
- 日常生活での障害者との接点の少なさ
- 『合理的配慮』の理解や周知の不足
<障害者当人の課題>
- 障害当時者の想いや声が社会に届きにくい、理解が得られにくい状況
- 障害当事者が発信活動するためのノウハウも少なく継続が難しい。
当面は、メンバーの大半がブレイクダンサーである強みを活かし、ダンスを主軸にした活動に注力する予定です。
現時点で主軸の活動は大きく2つございます。
①ブレイクダンス体験と講演を中心とした教育機関・企業・個人向けのワークショップ
②障害とHIPHOPにまつわる情報発信活動
**①ブレイクダンス体験と講演を中心とした教育機関・企業・個人向けのワークショップ**
【内容】
HIPHOP、多様性、ブレイクダンスの3つを並行して学習・体験できる座学や講演とダンス体験のプログラムを実施します。
ブレイキンを経験したことが無い方も楽しめるように、HIPHOP文化やその考え方、MORIKOJAPANの障害やダンスキャリアとの繋がりを座学で学んだり、交流を持つ時間を設けています。また、ブレイクダンスが「表現方法」の1つであることを学び、個性の大切さを認識してもらいます。
障害当事者と時間と空間を共有し関わる時間の中で、障害に対する固定概念を払拭していきます。
(講演のみの実施も可能)
こちらの活動の目的は以下2つです
・障害当事者と関わることで学ぶこと
└障害を持つ人の生活の実情や考え方、価値観の理解。合理的配慮の初めての実践。
・ブレイキンやHIPHOPの考え方を介して学ぶこと
└多様性を理解し、他人と違ってもいいという概念の習得。個性や思考を表現することは自由であり、正解はないということ。
**②障害とHIPHOPにまつわる情報発信活動**
【内容】
SNSやWEBメディア、講演会を通じて情報発信活動を行っていきます。
1:障害者の生活や活動を発信し、障害者の実情や社会への問題提起を継続して行います
2:障害を持っている当事者の方とのコラボレーションを積極的に推進し、障害者の発信活動の促進に寄与していきます
3:障害を持っている方の情報発信活動のサポートをします
4:HIPHOPの文化やブレイキンにまつわる発信活動を継続。ダイバーシティ&インクルージョンの価値観を波及していきます
こちらの活動の目的は以下2つです。
・社会に対する問題提起と障害に対する理解促進。
・障害者の情報発信の支援。ノウハウの蓄積。
なぜこの課題に取り組むか
【代表の想い】
代表の森自身が網膜色素変性症と闘う中で、社会から差別的な扱いを受けたり抑圧された経験があり生きづらさを感じた経験があります。
と同時に、ブレイキンを始めHIPHOPに出会ったことによってネガティブをポジティブに変えるマインドや、自分の障害自体も個性といった考え方が身につき、救われた経験もありました。
障害を持つ自分自身が周囲を巻き込み発信し続けることと、ブレイキンやHIPHOPの持つ力、概念の素晴らしさを世の中に広めることが「誰も取り残さない社会」を実現すると信じ活動しております。
NPO創立メンバーも、ブレイキンを経験しているメンバーが大半を占めております。ブレイキン・HIPHOPカルチャーの概念がダイバーシティ&インクルージョンと親和性が高いこと、そしてインクルージョンすることで多様な個性を活かせる世の中が実現すると深く共感し活動しています。
寄付金の使い道
①ブレイクダンス体験と講演会を中心とした教育機関や企業・個人向けのワークショップ
└運営費(会場費、人件費、交通費、広告費など)
②障害とHIPHOPにまつわる情報発信活動
└PCやカメラ等の備品、編集ソフト利用料、人件費など
③LNOBサポートグッズ制作費(合理的配慮の理念浸透のため)
④当法人の運営費
└人件費