私たちの取り組む課題
1.不登校傾向の子を支える新しい拠点づくりと仕組みづくりの向上
2.医療依存度の高い子、行動障害のある子の成長と安心して暮らせる社会づくり
3.貧困やひとり親家庭、ヤングケアラー等困難を抱える子や若者を地域で応援する場所づくり
なぜこの課題に取り組むか
1.新型コロナウイルスの感染流行以降、不登校傾向にある子ども達が増加していますが、支える場所が不足しています。富山県内の不登校児は2256人(2021年度文部科学省調査)。その中には、自分の将来が見えず辛い子どももいます。子どもたちの家庭・学校以外の場所を作り、市民・行政や教育機関等と連携しながらインクルーシブに子どもの将来を支える仕組みを作りたいからです。
2.新生児医療の発展に伴い、医療的ケアを必要とする在宅で生活をする子どもが増えています。発達障害や自閉症スペクトラム症の子どもも増加しています。家族の中にはケアをしながらの生活に余裕がなく、孤立するケースも少なくありません。子どもたちも、地域で子どもらしい楽しい体験が少なくなりがちです。私たちは、どんなに重い障害があっても子どもらしく成長し安心して幸せな社会を作りたいからです。
3.子どもの貧困率は13.9%、その中でもひとり親家庭の貧困率は48.1%(2019 厚生労働省 国民生活基礎調査)と高い割合を占めています。また、家族の世話や介護に追われる18歳未満の子ども達、ヤングケアラーについて富山県内で調査したところ、中学2年生で18人に1人、高校2年生で24人に1人という結果がでました。この中には、障害のあるきょうだいを過度にケアするきょうだい児も含まれています。そこで私たちは、子ども食堂など当事者が声を出せる場所と地域全体でサポートできるネットワークを作ることで、子ども達を応援したいからです。
寄付金の使い道
・令和6年1月 OPEN 不登校児やヤングケアラー等を支えるインクルーシブな新拠点 「りすの森」
整備費用、学用品、参考書や文庫等、マルシェの開催や地域交流場となる庭の整備費用等
・絵本・おもちゃ・手芸用品・工作用品などの物品購入、プール活動や外出・畑の管理などの屋外活動費 等
・こども食堂の運営、食材支援やランドセル・学用品などの物資支援、学習支援の場の提供、様々な障害をもつ子どもたちの外出や宿泊体験、
ハンディを持つ赤ちゃんのママサークルの開催、地域交流イベントの開催 等