
事業の目的



本クラブは、國學院大學陸上競技部を応援する活動を軸に、地域住民同士がつながりを深められる場を創出し、
地域コミュニティの再生・活性化に貢献することを目的としています。
川崎市、とりわけ高津区周辺では、都心に通勤するファミリー層の転入が多い一方で、町内会や地域活動への参加機会が乏しく、
地域との関係性が希薄になっています。こうした状況を踏まえ、ランニングイベント、応援活動、
住民とのゴミ拾いといった参加しやすい地域交流活動を展開することで、地域への関心を高め、
住民同士が自然に知り合えるきっかけをつくることを目指します。
また、國學院大學陸上競技部は小学生・中学生向けのランニング教室を継続的に実施しており、
一流選手やコーチとの交流を通じて、子どもたちがスポーツに親しむ機会を提供しています。
さらに、大人向けのランニング教室を開き、正しいフォームやトレーニング方法を習得していただくことで、
生涯スポーツとしてランニングを安全に楽しむ人を増やし、健康増進にも寄与していきます。
これらの活動を通じて、地域全体に「応援し合う文化」を広げ、防災面でも重要となる“つながり”を築くことを目的としています。
これまでの活動



● 國學院大學陸上競技部の応援活動
箱根駅伝をはじめとする主要大会に合わせ、地域住民・ファンが集まりチームを応援する「応援交流企画」を実施しています。
なかでも、今年1月に開催された國學院大學陸上競技部の祝賀交流会には約500名が参加し、
地域に根ざしたチームへの応援が大きな広がりを見せました。
このイベントを通じて、世代を超えた交流が自然に生まれ、地域の一体感向上のきっかけとなりました。
● 小中学生向けランニング教室の開催
國學院大學陸上競技部の選手・コーチと連携し、子どもたちが本格的な指導を受けられるランニング教室を実施しています。
一流選手と触れ合う体験は、スポーツの楽しさに触れる貴重な機会となり、運動離れが懸念される世代において、
継続的な運動習慣づくりのきっかけとなっています。
● トークショーイベントの開催
サポーターズクラブ発足を記念し、高津区二子新地の「駄菓子の木村屋」で前田康弘監督、同部OBの平林清澄さん、
さらに2人と関係が深いという青山学院大学陸上競技部OBの神野大地さんを招いたトークショーを実施しました。
箱根駅伝や出雲駅伝での活躍、チームづくりへの思いなどを直接伺う貴重な機会となり、
参加者からは「地域のチームを応援できて誇らしい」といった声が上がりました。
地域とチームのつながりを実感できる交流イベントとなりました。
● 商店会との懇親バーベキュー参加
大山街道沿いの商店会が主催する懇親バーベキューに、選手・監督らが参加しました。
食事を共にしながら地域住民と交流することで、チームへの親しみが生まれ、住民からの応援の輪も自然に広がっています。
日常的な交流が、地域の支えと「応援文化」の醸成につながっています。
これまでの事業成果



本事業を通じて、地域と國學院大學陸上競技部とのつながりが着実に深まり、
地域コミュニティの活性化に寄与する成果を上げることができました。
まず、応援イベントやトークショーの実施により、地域住民がチームの取り組みや選手の思いを直接知る機会が増え、応援の輪が大きく広がりました。
発足記念イベントには多くの住民が参加し、「地域のチームを応援できる喜び」を共有できたことは、大きな成果のひとつです。
また、ランニング教室を通じて小学生・中学生のスポーツ参加のきっかけをつくり、
さらに、商店会との懇親バーベキューなど、日常的な交流を積み重ねたことで、
競技部と地域住民の間に自然な信頼関係が育まれています。
こうした多様な活動の積み重ねにより、「地域で応援し合う文化」が芽生え、
住民同士のつながりやシビックプライド向上にもつながる成果が見られました。
引き続き、地域が一体となってチームを支え合う仕組みづくりを進めていきます。
事業の必要経費



本事業を継続的かつ安全に実施するため、以下のような経費が必要となります。
●イベント運営費
ランニングイベントや応援会の開催に伴う会場使用料、備品購入費、参加者管理システム利用料など。
●広報・コミュニケーション費
地域への参加呼びかけに用いるチラシ作成・印刷費、SNS広告費、Webページ管理費など。
●スポーツ指導関連費
練習会場の利用料、安全管理用品(救護用品等)。
●ボランティア活動関連費
ゴミ拾い活動に必要な軍手・トング・ごみ袋などの消耗品費。
●地域イベント参加費
高津区民祭など地域イベント出展のためのブース設営費、装飾・掲示物製作費など。
これらの費用を適切に活用しながら、地域に根ざした活動を着実に進め、より多くの方が参加しやすい持続可能な仕組みづくりを進めてまいります。

