私たちの取り組む課題
私たち社会福祉法人安積愛育園が、「キッズスタジオPORTA」を子どもたちの居場所づくりの場として2017年9月に開所しました。
それから早5年。
子どもの居場所だけでなく、たくさんの方々と多様な活動を続けていくなかで、開所当時とはまた違ったニーズが見えてきました。
市内の子ども食堂における継続した食材調達の難しさと大変さ、バリエーションが少なくなりがちであること
郡山エリアに配布拠点がないこと
放課後児童クラブのおやつは低額でやりくりして提供している状況があること
子どもの居場所へ様々な事情で来ることができない子どもやご家庭があること
居場所以外にも企業様と子ども食堂がつながるプラットフォームとしての役割があること
社会情勢により、物価高騰の波が各子育て世帯に大きなダメージを与えていること
依然としてコロナウイルスの影響により子どもたちの活動、遊びや学習の機会に影響を及ぼしていること
また、企業様からの規格外品の食材を子ども食堂へ提供できないかと相談がありました。
温度管理を徹底し食品を管理するために、効率化を図り公式LINEでの連絡を実施するなど、各子ども食堂の担当者の方々も気軽に使いやすいツールを準備し手配布を行っています。
なぜこの課題に取り組むか
私たちの住む郡山市。
30万人都市という規模でありながら、こども食堂は約20か所。
福島県の中央に位置し、人口は東北地方で第三位を誇る拠点都市ながら、
気軽に近所の子ども食堂へ通える居場所の状況としてはまだまだ足りていない現状があります。
また、各子ども食堂の食事の提供スタイルも新型コロナウイルスにより変化しています。
会食スタイルで実施していた子ども食堂も、お弁当を配布する活動に切り替えて対応したり、
不特定多数の子どもたちの集まりを規模縮小、中止せざるをえない状況となっています。
そうした中、食材の調達に関しては時間、労力、手間がかかること、保管場所の確保や品質管理など
食事を提供するうえで、様々な面に気を配りながら一生懸命活動しています。
各子ども食堂を運営するスタッフの方々の負担を軽減させ、大人数の料理でも調達しやすく、調理しやすいもの、
おやつやメインとなる食材の大量を確保せねばならず、調達や調理にもたくさんのコストが必要となります。
さらに、郡山市内の放課後児童クラブで提供されるおやつの予算は一日数十円だそうです。
そこからやりくりして余暇物品の費用も捻出しているとのことで、
こういった面もスタッフの頭を悩ませていると知りました。
そういったタイミングでとある企業様から規格外品の食品があるとお話をいただきました。
味や品質には全く問題ない食品なのに廃棄されてしまっていた食材の数々。
子どもたちの大好きなおやつやメインとなる食材を冷凍した状態で運び、
その冷凍庫を拠点として市内の各子ども食堂へ配布する取り組みが
2021年9月より開始しています。
市内近郊の子ども食堂、放課後児童クラブへの食材提供を通して、子どもたちの食を支える取り組みが始まっています。
寄付金の使い道
私たち、郡山ハッピーチャイルドプロジェクトへいただきましたご寄付は、下記のように活用させていただきます。
子ども食堂・放課後児童クラブへの食材配布支援
毎週入る冷凍食品の管理、企業様・ご担当者様との連絡相談等の調整のほか、各子ども食堂や児童クラブさんへの情報提供など多岐にわたる業務を専属で行うスタッフを確保します。更には新規企業様の開拓、いただいた寄付金の適正な管理運営を行います。
地域の子育て家庭への寄付食材の無料配布支援
過去2回開催した実績を活かし、地域のニーズに合わせたパントリー(食材無料配布)を開催します。開催にあたり、企業様との窓口となり協賛企業様を募集したり、地域のボランティアの募集、当日までのスケジュール作成や申し込みフォームと個別対応、仕分け作業の段取りと当日の円滑な開催、終了後のアンケート集約と礼状作成などを行います。
PORTA便(食材の配達事業等)
何らかの事情で子ども食堂へ行くことが難しいご家庭、移動手段が限られるご家庭、多子家庭等へ、個別にお宅に訪問し食材をお届けします。地域の関係機関とつながりながら孤立しない子育てができるよう、食の面からサポートします。
このような活動を更に充実させ、市内の子ども食堂に通うこどもたちの手や口に届くこと、
だれ一人取り残さない社会の実現に向けて
郡山ハッピーチャイルドプロジェクト として
一緒にこの地域を盛り上げていきませんか?
是非この機会に各企業様・個人の皆様からの温かいご支援、お待ちしております。