私たちの取り組む課題
コロナ前は毎月第一・第三火曜日に「みんなで作ってみんなで食べる」活動をしておりましたが、現在は活動場所の公民館が調理禁止・飲食禁止をなり、お弁当屋さんでお弁当を購入し、大人300円、子ども無料でお渡ししています。コロナ前の様に子ども達と超密状態でゆっくり関わり声を聴くことがなかなかできておりませんが、「つながり続けること」を目的として取り組んでいます。
またコロナになり、親御さん達からの悲鳴が届くようになり、関わっているご家庭には食材のご寄付を活動日以外にもお持ちしております。
また裏メニューとして弁護士による「みんなの相談室」の開催・敦賀市内7店舗のお弁当屋さんにご協力いただき「こどものつながるごはん」の取り組み・入学資金支援の「青空入学資金募金会」の活動もしております。すべて、地域を巻き込んだ活動で、「大人が子ども達を見守っている」ことを子ども達に伝える意味でもあります。この取り組みすべて、きっかけがあり、ネグレクトを受けていて家で食事ができない子どもや、シングルファザーの家庭で、児童相談所から学校に通っている子どもが「制服買えるかな。」と話したこと等がきっかけとなりました。
「地域の子どもは地域の大人が守る」「子ども達の未来のために」取り組んでいます。
なぜこの課題に取り組むか
①各学校区に1ヶ所のこども食堂(名前は違っても居場所)の必要性を感じていること。
②コロナ禍の今だからこそ、子ども達や子育て家庭(特にシングルさん)の居場所が必要なこと。
③子ども達の未来のために私達大人ができることを「各地域の中」で地域の人達と一緒に学校や行政にも考えてもらいたいこと
④困っている家庭を「自己責任」で片づけるのではなく、居場所を作り関わることにより、 周りの大人が子どもを守っていけないか 等、、優しい地域になりますように。
直接子どもや子育て家庭と出会い、一緒に時間を過ごしていく中で 「このままではいけない。」と感じています。
田舎でも現在は人と人との関わりが希薄になり、「よその家の事はよその家のこと」となっており、 関係が持てないままになっています。
「よその家のこと」ではなく「自分ごと」として捉え、地域の中で考えたり動いて行けること。
そして、大人が子ども達に思いを伝えること。 思いを伝える居場所を作ることの必要性を活動を始めてから余計に感じています。
高齢者の方々についても子どもと触れ合うと元気になります。
活動を支えていただく行政、また企業等もつながり、 お互いが元気になり、笑顔があふれるいろんな居場所がたくさんできるようにも動いて行きたいと思います。
寄付金の使い道
コロナ前は参加者は毎回約70名でJAや地域の方々から食材のご寄付をいただいて活動していましたので、月に3~4万だった活動が、コロナになり、お弁当を購入し、お渡しするようになってからは毎回200食~300食のお弁当を用意しています。400円でお弁当屋さんに作ってもらい大人300円、子ども無料でお渡ししているので、毎月10万~15万の出費となっています。
私を含むスタッフは全てボランティアですので、活動資金に使わせていただきます。
下の写真はコロナ前の活動の写真です。