私たちの取り組む課題
一見すると元気に見える子どもたち。
よくよく見ると、闇を抱えてる。
そういう子たちは、人との関りを排除してしまう。
結果、学校へ行かず『不登校』というラベルを張られ
更に家から出たくなくなる。
そういう子どもたちの心を休めることのできる『居場所』を作り活動してきました。
それが、自給自足型子ども農園「こども村」です。
そこには、多種多様な『いのち』が集い、エネルギーを与えてくれます。
自分たちで野菜を育て、収穫し、食す。
そうやって、子どもたちは下を向いていた日々から脱却し、前を向いて歩きだす。
私たちは、子どもたちをただただ見守り、ちょっとだけ背中を押してあげるだけ。
子どもたちがボソッと「この場所があってよかった」と言ってくれた時、
そういう風に感じることが出来るまでに心が元気になって、本当によかったなと思う瞬間です。
なぜこの課題に取り組むか
なぜ、この活動を始めたか。
それは、学校へ行けなくなってしまった子どもたちが
私が小中学生だった頃に比べ、何十倍も多くなっている現実を知ってしまったから。
令和2年度統計では全国で学校へ行けなくなってしまっている児童生徒が18万人を超えました。
高校生を含めるともっと多いです。
私自身、「死にたい」とそのことばかりを考えるくらい辛く苦しい時期を長く過ごした経験があり、
子どもたちが自殺をしてしまうほど追い込まれている苦しさが痛いほどわかるから。
だから子どもたちの命を守りたいと思った。
そしてそれは、身近なところにも居たり、
あっちでも、こっちでも、そっちでも、
学校へ行けないという声がどんどん聞こえてきたからです。
そして居場所が無いと感じ、生きている意味が無いと感じている。
そして、その子たちの日常が無くなってしまっていることに
危機感を感じ、心癒せる居場所活動を始めました。
寄付金の使い道
私たちは、これまで様々な状況の子どもたちのために、
それぞれに合わせた居場所を作り、子どもたちと過ごしてきました。
長期休暇中に子どもだけで留守番をしているご家庭があります。
そうしたご家庭の子が、安心して過ごせる居場所や、
先般の新型コロナウイルスで休校になってしまった間の息抜きの場であったり
常設の居場所としてこども村がありますが、状況に合わせ臨時的に居場所を作り
一人でも多くの子どもたちが笑顔になれるよう、活動してきました。
それらは全て無料で居場所を開放しており、
支援をして下さる方々の温かいご寄付によって運営することが出来ました。
しかし、関わってきた子どもたちはほんの一握りです。
もっともっとたくさんの子どもたちを笑顔にしたい。
今回、そんな思いを胸にこれまでの集大成ともいえる新たな事業を展開します。
『スマイルワゴン』プロジェクト始動!!
スマイルワゴンとは、移動するフリースクールの総称です。
フリースクールに通えない子どもたちの為に、フリースクールとしての
機能を備え、子どもたちのもとへ出向いていきます。
また、その中で月に1∼2回程度、こども村で作っている野菜やご支援をして下さっている皆様から頂く野菜で作った
オーガニック&グルテンフリーのカレーライスを
子どもも大人も沢山の人に食べてもらって元気になってもらいたい。
そんな思いで移動式こども食堂『カレーなる食堂』も展開します。
大人の方からは、500縁ワンコインのお代を頂きます。
そのうち200縁分は子どもたちへのギフトとして「こどもチケット」が発行されます。
沢山の大人の方々が食事をしてくれると、こどもチケットがどんどん増えて
沢山の子どもたちのおなかを満たすことが出来ます。
これは、ただ単に食事を提供することだけが目的ではありません。
地域の大人の方々が、地域のこどもたちを応援する社会環境をつくるため。
子どもたちは、地域の大人から応援してもらっているという実感を得て、
そのことに感謝の気持ちと応援してもらえている安心感を得てほしい。
大人も子どももあったかい心が増えたら、
まち全体もあったかくなると信じています。
このスマイルワゴンは、北海道内を手始めとしてゆくゆくは全国の子どもたちのところへも行こうと思っております。
しかし、活動資金には限りがあります。ぜひ皆様のお力をお貸しください。ご支援くださった皆様の地域にも笑顔を届けに参ります。
そして、ご寄付いただいた寄付金は、皆様から子どもたちを応援していただいている証として、
こどもチケットに形を変えて、子どもたちへ皆様の思いを届けます。
また、スマイルワゴンの遠征費として、全国各地を周るための費用として活用させていただきます。
共に子どもたちへ笑顔を届けるために、ぜひ、サポータになって応援していただきますよう宜しくお願い致します。