私たちの取り組む課題
1932年創立の伝統あるカトリック幼稚園
本園は1932年(昭和7年)フランス人宣教師アノージュ神父が、幼い子どもたちに神の愛の種をまき、幸せな人生を歩む基礎づくりを目的として聖母園(舞鶴聖母幼稚園の前身)を設立しました。
救い主イエス・キリストの母である聖母マリアのように、強く、優しい心をもって人々と共に歩み、真の喜びが与えられることを願って、聖母園と命名されました。
モンテッソーリ教育
イタリアのマリア・モンテッソーリ(女性医学博士1870~1952)によって考えだされた人格形成を目指す乳幼児教育法です。本園では、モンテッソーリ教育を柱に生きる力をはぐくみます。
縦割り保育・・・異年齢保育
3歳児・4歳児・5歳児の異年齢によるクラス編成をしています。
年齢の違う子どもたちが、一つのクラスの中で共に生活し、いろいろなことに出会いながら、思いやり、協力、分かち合い、責任などの社会性を育みます。
横割り活動・・・同年齢活動
体育、絵画、製作、楽器、音楽リズムなどの活動は、年齢による発達段階が違いますので、同年齢集団のグループになって活動します。
同じ目的に向かって心や力を合わせることや、自分の持っている力を十分に発揮することで、自信につなげていきます。
充実した子育てサポート
- 満3歳児保育・・・随時受付
- 園庭開放・・・・・未就園児対象
- 早朝保育・・・・・午前7時30分~8時50分
- 延長保育・・・・・午後6時30分まで
- 長期休業中預かり保育・・午前7時30分~午後6時30分まで
- キンダーカウンセラー配置
- 子育て相談・・・・・・・随時
- はぐくみサロン(子育て交流会)毎月1回
なぜこの課題に取り組むか
モンテッソーリ教育を通して、自立心、自律心、責任感、思いやりの心や丈夫な体を育みます
言葉や理屈がわからなくても、喜怒哀楽を感じる心は幼児期が最高です。昔から「三つ子の魂百まで」と言われますが、まさに就学前の3年間の幼児教育は、人間としての基礎・基本を培う大切な時期です。これからの未来を担う子どもたちの教育を、家庭と園が手を携え合いながら進めていくことが大切であると考えます。
本園ではモンテッソーリ教育を通して次のような人間形成を目指しています。
自己主導性の育成
本園では、子どもたちが自分で学ぶ力を伸ばすことを重視しています。自らの興味や好奇心に基づいて物事を探求し、問題解決能力や独立心を養います。
環境への敬意と責任感の醸成
本園の教室は、幼児が自由に動き回りながらも整頓された環境です。このような環境で生活することで、物の取り扱いや環境への敬意、責任感が育まれます。
集中力と自己規律の発達
本園では、子どもたちが興味を持った活動に没頭することを奨励しています。このような継続的な集中力の養成は、将来的な学習や仕事においても重要です。
個々のペースに合わせた学び
本園では、子どもたちが自分のペースで学ぶことを尊重します。個々の発達段階や興味に応じて教材や活動が提供されるため、子どもたちの個性を尊重した教育が可能です。
社会的なスキルと協調性の育成
本園では、年齢や能力に関係なく子どもたち同士が交流し、協力して活動する機会を提供しています。これにより、社会的なスキルや協調性が発達し、他者との関係を築く力が身につきます。
寄付金の使い道
当園は2025年4月、幼保連携型認定こども園の開園を予定しております
認定こども園とは・・・
幼稚園的な機能と保育所的な機能をもった、いわば 教育・保育を一体的に行う、幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持つ施設です。
実際には、以下のような機能を備えるなどの基準を満たした施設として京都府知事の認定を受けることとなります。
① 就学前の子どもに幼児教育と保育を提供・・・保護者が働いている、いないに関わらず受け入れ、教育・保育を一体的にします。
② 地域における子育て支援・・・すべての子育て家庭を対象に、子育てに関する不安に対応した相談や親子の集いの場を提供したりします。
もちろん、本園の90年を超える教育機関としての歴史と教育方針は保育者の財産であり、今後とも変わることなく大切にしていくことに変わりはありません。
新園舎の建築概要
- 工事場所 京都府舞鶴市上安久381 学校法人聖ヨゼフ学園 舞鶴聖母幼稚園
- 構 造 木造平屋建・アスファルトシングル葺き
- 建築面積 1,292.49㎡ ・延床面積 1,026.89㎡
2024年4月いよいよ仮設園舎の建設工事が始まりました。
寄付金は子どもたちの活動の場の環境充実に向けて、教育・保育施設設備資金として使わせていただきたいと思います。
温かいご支援の程、よろしくお願い申し上げます。