私たちの取り組む課題
日本応急手当普及員協議会(Japan First Aid Instructor Council)は、応急手当普及員制度の見直し(政策立案事業)や心肺蘇生教育カリキュラムの開発(応急手当普及推進事業)さらにはシナリオトレーニングを導入したオーダーメイド救命講習の開講(応急手当普及推進事業)など、多岐にわたる活動を通して「あなたのそばに救える命がある」という本協議会の理念を基に心肺蘇生の普及に貢献しています。
なぜこの課題に取り組むか
日本国内で心臓を原因に亡くなる人が年間7万人。そのうち自宅で亡くなる割合はおよそ70%を占めています。なかでも心臓突然死と呼ばれる基礎疾患がない状態から突然死に至るケースもあり、その多くはCPA(心肺機能停止)によるものです。CPAの傷病者に対するCPR(心肺蘇生)は、如何に迅速な対応を行えるかによって救命率を左右します。しかし、傷病者のもとに駆け寄る「一歩踏み出す力」を養う場がないことや救命協力者に対するサポートがないことまた行政連携の不確実性などから応急手当教育に数多くの課題を残したままの状態です。
私たち日本応急手当普及員協議会は、こうした課題を解決するためにCPAを含む傷病者に対する迅速な一次救命処置(BLS)を行うことができる環境基盤を提供することを目的として、消防救命講習の見直しや資格制度の見直しさらにはイベントでの心肺蘇生体験ブースの出展などを行っています。
【文部科学大臣賞を受賞】
2023年12月17日に東京都新宿区で開催された「第27回ボランティア・スピリット・アワード全国表彰式(主催:プルデンシャル生命、日本教育新聞社他 / 後援:文部科学省、日本赤十字社)」にて最高賞である文部科学大臣賞を受賞しました。
寄付金の使い道
いただいたご寄付は下記の用途に活用します。
⚫︎協議会運営に関する諸経費(システム利用費/印刷費/交通費など)
⚫︎心肺蘇生教育用資機材の購入(マネキン/AEDデモ機など)
⚫︎心肺蘇生教育に関する調査研究(学会年会費/調査諸経費など)
⚫︎教材開発費(心肺蘇生教育に関する教材開発費など)