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一般社団法人アジア日本歯科支援財団

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ビジョン

カンボジアには保険制度がなく、多くの孤児が歯の治療を受けられません。 私たちは現地の病院と連携し、子どもたちに歯科治療を受けさせる活動を行っております。

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私たちの取り組む課題

カンボジアでは多くの子どもたちが歯科治療を受けられません。


カンボジアでは歯科医師が不足しています。

ポル・ポト政権下での知識人を中心とした大虐殺の影響は、カンボジアの歯科医療に深い傷跡を残しています。

800名いた歯科医師は、当時10数名になっていました。

現在でも、歯科医師はカンボジア全土でわずか300人ほどで絶対数が不足しているため、

子どもたちが医師による歯科治療を受けられる機会はほとんどありません。


カンボジアでは歯科治療費が非常に高額です。

費用と治療期間と設備が限られているので、残念ながらすべての子どもたちに治療ができないのが現実です。

しかし、歯科ボランティアで子どもたちの口腔内にどのような変化が現れるのか、

写真撮影しカルテに記録を残すことで検証を続けていきたいと考えております。


カンボジアの歯科医療レベルは低いのです。

カンボジアでは日本のような健康保険制度がありません。

よって、国民の平均所得に対して医療費が高く、孤児院の子どもたちは歯医者に通って虫歯を直すことが非常に難しいのです。

何度も通う費用がないので、温存できる永久歯を抜歯することも珍しくありません。

なぜこの課題に取り組むか

アジアで歯科医院を開業し、目の当たりにした現実

アジアの国々には、歯を治療することができない子どもたちがたくさんいます。

私はボランティアで訪れたカンボジアの孤児院で、その現実を目の当たりにし、大変なショックを受けました。

ニコニコと笑顔の可愛い子どもたちの口の中を見せてもらうと、ひどい虫歯がある子がいました。

どうして、子どもたちの虫歯がこんなにほったらかしにされているのか―。

その答えが貧困です。そこで、私は自分たちが日本からでもできることをと、このプロジェクトを開始することを決意しました。


私は2008年にタイに歯科医院を2軒、ベトナムにヨーロピアンデンタル2軒をオープンいたしました。

タイとベトナムでの事業は、現地に駐在している日本人など富裕層と呼ばれる人たちに対して展開したものでした。

開業してみると、現地と日本との違いに戸惑うことが多々ありました。

日本では保険制度があるため、歯科治療を1~3割負担で受けることができます。歯が痛くなったら歯医者さんに行くことはごく当たり前のことです。

しかし発展途上国には、日本のような保険制度はありません。全てが自費治療で、治療費はかなり高額です。

富裕層ならまだしも、それ以外の生活に困窮している人たちに、払える金額ではありません。しかも、人々の大半が貧困層で、稀にとんでもない富裕層がいる、そんな状況で、ほとんどの人は歯の治療を受けられません。これが、私が目の当たりにした現実でした。


カリエス、着色、ひどい虫歯。放置された子どもたちの歯を救いたい

このままでいいのだろうか―。疑問が私の中に生まれました。私は、タイとベトナムの歯科医院を全て売却し、今までの経験を生かして、貧困層の人たちに何かできないかと考え始めていました。

そんなとき訪れたのが、カンボジアのシェムリアップです。ボランティアで孤児院を訪問し、歯科検診や歯ブラシ指導を行いました。診てみると、多くの子どもたちの歯にはカリエスと着色と汚れがあり、虫歯がある子どももいました。「よくここまで我慢したな」と思うほど、虫歯が進んでいるケースもありました。

私は、検診をすることが子どもたちにとって良いことだと信じていました。しかし、やってみるとそれは自己満足にすぎないと分かりました。なぜなら、検診で虫歯が見つかっても、子どもたちは治療をすることはできません。治療費は高額です。そんなお金があったら生活費にあててしまうでしょう。もし、子どもたちが歯科医の治療を受けることができても、何回も治療に通う費用がないため、まだ歯を残すことができるのに抜いてしまうことさえあるのだそうです。とはいえ、私がボランティアで歯科治療を行うことは、時間的にも、法律上にも無理があります。


この問題を解決するために必要なのは、現地の歯科医師と連携し、子どもたちに歯科治療を受けさせる体制をつくることです。私は、アジア日本歯科支援財団をつくり、Angkor Japan Friendship International Hospitalと提携にこぎつけ、現地での治療体制を確保し、活動を行っております。

寄付金の使い道

3,000円の寄付で子どもの虫歯治療1回ができます。


歯科検診・歯磨き指導(予防)

我々は実際にカンボジアの孤児院に赴き、子どもたちの歯科検診を行っています。

問診票の記載をしていただいたのち、口腔内を撮影し、歯式を取り、口腔内診査を行います。

その際、カリエス等問題のあった部位に関して治療方針を立てていきます。

全員の検診が終了したら、歯磨き指導を行い、子どもたちのデンタルIQ向上を目指します。


子どもたちの歯科治療

カンボジアの孤児院の子どもたちの口腔内は、

我々が日本で診療する際に日常的に決して診ることのないほどの悲惨なレベルです。

私たちが都度カンボジアに赴き、この子どもたちの診察を全て行うことは実現不可能な問題です。

貧しい国に行き、歯科検診を行う歯科医師は多くおられると思います。

しかし、我々は検診のみにとどまらず、子どもたちの口腔内を継続的に治療したいのです。

そこで、現地のアンコール共生病院に協力していただき、信頼のおける日本人歯科医師に治療をお願いする流れを構築致しました。


現地歯科への設備・資金の投資

歯科治療を行うためには当然治療費がかかります。

しかし、貧しいカンボジアの人たちにとって、貴重な生活費を歯科治療に費やす余裕はありません。

みなさまの温かい御支援により、現地での子どもたちの歯科治療費をサポートしていただきたいと考えております。

みなさまからいただいた御支援は、子どもたちの治療費・使用する歯科材料代・歯ブラシ等、口腔清掃器具の購入に役立たせていただきます。

一般社団法人

一般社団法人アジア日本歯科支援財団

〒6148289

京都府八幡市美濃山一ノ谷8-1

0757923666

https://japandental-volunteer.com/

代表:桑原明彦

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