私たちの取り組む課題
炭や薪など、エネルギーとして木を使わなくなり、山との関わりが急速に離れてしまった近代。
面積の75%以上を森林に覆われた伊豆も同じく、山を知っている、山に日常的に入っている方がとても珍しくなっています。
遠くから見れば豊かな山々。中に入るとどうなっているでしょうか?
古木を中心に虫の被害によって枯れる木が増えてきました。
獣と人との境界が変化し、獣によって下層植生が食べられ、下草が生えていないところが目立ちます。
貧弱な木が根こそぎ倒れ、土砂を流しています。
昔はよくいたうなぎや川魚たちが姿を消しました。
どうやら豊かさが失われているようです。
なぜこの課題に取り組むか
川の流れを変えたり、山を削ったり、人は大きく自然環境を変える力を持っています。
その力を人も自然も豊かにすることに力一杯使ったらどうなるんだろう?
僕らは、人が山に関わることで起こることにとてもワクワクしています。
人が山と関わるためには、仕事や暮らしになる必要があります。
伊豆の杣人舎は、伊豆半島をフィールドに、「山を豊かにする」ことを基本姿勢に、林業、造園、園芸、商品開発、環境教育事業を行います。
杣人舎のメンバーひとりひとりが、山を豊かにする事業を立ち上げ、運営します。
そんなメンバーがどんどん増えていく。
多様な山を豊かにする事業がアメーバのように繋がり合いながら活動している。
そんな未来にワクワクします。
すべての生き物との共栄共存のためにできること。
小さなことを一つずつ。
寄付金の使い道
寄付していただいたお金は、事業の運営資金に充てさせていただきます。
寄附金控除の対象ではありませんのでご了承ください。