私たちの取り組む課題
青森県は課題先進地域です。留学率や平均寿命が全国最下位、パスポート取得率も下から2番目、全国の中でも特に人口流出や少子高齢化が進み、ほぼ全ての市町村が消滅可能性都市に指定されています。性分として内気な性格もあってか、積極的に挑戦する人を見る機会もあまりなく、新しいことにチャレンジする意欲も養いにくい環境にあると思います。学校の統廃合も進み、高校生は通学へ必要な時間が多く、家と学校の往復生活になってしまい、学校外での活動に参加する機会もあまり多くないという状況です。
なぜこの課題に取り組むか
「地域になにもない」これが多くの高校生がまちに対して抱いている感情です。代表木村は大学で地元に残り、いろんな地域の大人と出会う中で、町の解像度が上がり、「何もなかったんではなく、知らなかっただけなんだ」と強く感じました。いかに町の人と出会い、様々なことを経験し、それが記憶として深く刻まれるか。それが地域の若者にとって大事で、今足りていない部分なのではないかと思っています。いかに「地域とつながる」ことができるか、そして自分の興味関心を掻き立てる経験に触れられるか、そしてやりたいことに挑戦できる環境があるか?これがあれば自分の生まれたまちへの解像度が上がり、「なにもなかったまち」から「○︎○︎さんが〜〜をしていて、△△が有名で、それから…」とそれぞれが語れる、私の住むまちが出来上がると思ってます。そんな記憶が残るまちになったら、まちとのいろんな記憶が残る学生生活が過ごせたら、学生もまちももっと輝くのではないか。そんな思いから、活動を始めました。
寄付金の使い道
2022年からごのへユースセンターという中高生向けの居場所を運営しています。現状こどもからのお金をいただかずに運営しているため、運営費がありません。今回の寄付金はユースセンターの運営資金に活用させていただきます。各中学校区ごとにユースセンターができたら、青森県内の全てのこどもが自分の可能性を最大限発揮できる社会が実現できると思います。その実現のための一歩、ごのへユースセンターの継続運営のため、寄付金を活用させていただきます。