私たちの取り組む課題
2017年9月から、任意団体としてひきこもりに関する悩みをもつ人の会「こもりむしの会」を始め、月に2回の交流会を行ってきました。
当事者だけでなく経験者や、ひきもりに理解の家族そして支援者も参加できる会ということもあって、毎回遠方から15名近い参加者が来られます。毎回県外からの参加者もおり、片道1時間半かけて来られる方も多くいます。
ひきこもりの居場所というのは探しにくいというのもありますが、そもそも県内にいくつかしかなく、その中でいってみたいと思うところが見つかることはかなり奇跡的なことだと思います。
せめて市にひとつはひきこもりの方がいける居場所があることが必至だと考えます。
なぜこの課題に取り組むか
15~64歳のひきこもりの数は2022年11月の調査で推計146万人という調査が行われているにも関わらず、阪神地域で居場所が増えたといった話はほとんど聞きません。
金銭的、時間的、精神的に余裕のない当事者や経験者にとって、居場所を開くことは負担が多きすぎるのが原因のひとつであると思います。
現在は週に5日西宮名塩駅前の「地域活動支援センターnecoris」として居場所を開所してますが、西宮市北部にあるため、近い方ばかりではありません。
居場所にいきたいけれど交通費がなくて、電車にのるのが怖くて、時間がかかりすぎていけない方のために、まずは市にひとつは居場所を作ることを目標に、現在は出張居場所こもりすを2カ月に1度のペースで開いています。
声にならない当事者の声をカタチにしていくこと、居場所を必要としてる人のいきたい居場所を増やしていくこと、居場所をやりたいと思っている人の声をカタチにしていくこと、働きたいと思っているがまずは体験する場をカタチにすることが私たちの使命だと思っています。
寄付金の使い道
2017年から活動を始めて5年が過ぎましたが、ひきこもりの方を対象とする事業に予算がつくことはほとんどなく、うちも含め自主的に居場所をしている団体はボランティアで運営しているところが多いのが現状です。
そんな私たちの活動を少しでもスピードアップしていくためにも、時間の寄付(ボランティアでの参加)、物品の寄付、金銭的な寄付、応援の寄付(SNSなどで拡散の協力)をしてくださる方を募集しています。