私たちの取り組む課題
(1) ベトナム人技能実習生と留学生、インターンシップ生が権利を確保できるよう、共に歩みます。
ベトナム国内、日本国内で送り出し機関や管理団体、受け入れ企業で事故被害、対人被害に遭われて困難に陥っているベトナム人を支援します。当センターは、被害にあった方々の権利を守るためにサポートをする体制を整えており、相談のある方は下記のファンページから相談メッセージを送ることができます。
被害救済支援センターリンク先:https://www.facebook.com/KIBOUVJ
(2) 正しい情報を伝えること等により、ベトナム人のための透明かつ適正な環境の構築を目指します。
ベトナム人の方々が正しい知識を得た上で日本における就労や留学の準備することができるよう、当プロジェクトでは、各種セミナーを実施します。また、他の機関とも協力しながら各種セミナーを開催し、技能実習制度や日本への留学に必要な情報と知識を紹介します。これらの活動を通じて、就労や留学のために日本に行きたいと考えているベトナムの皆さんが正しい情報にアクセスできる環境づくりに努めます。
(3)帰国後の就労サポートを通じて、ベトナムにある日本企業とベトナム人技能実習生と留学生との懸け橋となります。
日本での就労や留学経験を活かすためには、帰国後に適切な仕事を見つけることが重要な課題です。在ベトナムの日本企業や他の外国企業、ベトナム企業で、日本で習得したスキルを活かすことができるような仕事が見つけられるように、橋渡し的な役割を担いたいと考えています。
(4) ベトナム人の権利を守るために必要な政策及び法制度等を研究し、ベトナムや日本の関係機関への意見や提言等を行います。
ベトナム人技能実習生や留学生の権利に深刻な影響をもたらす一つの要因として、日本とベトナム両国の制度に多くの欠陥があることが指摘されています。本団体では、関係機関機関に対する意見や提言等を通して、制度的な欠陥の是正による、根本的な社会問題の解決を支援します。
なぜこの課題に取り組むか
ベトナムから日本への技能実習生と留学生の移動や留学には、日本とベトナムの両国の制度に多くの欠点があるため、ベトナム人の権利に深刻な影響を及ぼしています。ベトナム技能実習生と留学生は、時に不正行為により、お金を稼ぐ送り出し機関、 監理団体、受入れ会社、留学斡旋業者その他ブローカーによって搾取の対象となっています。
中には短期ビザを利用し、ベトナム人技能実習生を人身売買のように日本に送る場合もあります。彼らはベトナム人の若者たちに日本に行けば高収入が得られると必ずしも事実とは言えない誇張した宣伝をし、日本での就労や留学について事実と異なったイメージを伝えています。
上記のリスクや損害からベトナム人技能実習生と留学生の権利を保護することは、越日希望の轍プロジェクトが設立した被害救済支援センターの運営の主な目的です。当センターは、被害にあった方々の権利を守るためにサポートをする体制を整えております。
寄付金の使い道
すべてのご寄付は、透明性のある財務および活動報告のもと、プロジェクトの運営費用に充てられます。
越日希望の轍プロジェクトは、非営利活動を目的として設立されましたが、様々な活動実費を賄う必要があります。
現在、プロジェクトの運営予算は主に発起人によって提供されておりますが、限られた予算では運営にあたって、多くの困難があります。多くの技能実習生や留学生を助けるためには、将来も持続可能な運営を続け、信頼できるプロジェクトを維持しなければなりません。
皆様からの温かいご支援、ご寄付は、プロジェクトを支える大きな力となります。