事業の目的
地域包摂を実現するには!?
2025年には60歳以上の4人に1人が「認知症」だと言われている現在…
「認知症」の方が安心して暮らせる社会を実現させる事はとても重要です。
方法論を座学で学ぶことはできますが、さらに実体験を通じて考える事も大きな気付きや学びとなります。
そこで鍵となるのが、俳優の「即興力」を鍛えるトレーニングです。
「認知症」と「演劇」!?
「認知症」の方と接するときのコツに『3つのないプラス1』と言うものがあります。
コレを自然に行っている地域社会が、私たちの目指すべき姿…地域全体が「認知症」に対する理解を「他人事」から「自分事」に変わっていき、正しい知識に基づいた「即興力」を発揮できる社会です。
そこで、若年から中年層にかけて皆で楽しみながら【地域社会による「認知症」の包摂】を疑似体験して、「認知症」を客観的に考えてみる…そんな企画を考えました。
これまでの活動
期:2021/9/21
於:横浜市福寿荘
主催:横浜市白根地域ケアプラザ主催
「世界アルツハイマーデー」の日に、「認知症サポーター養成講座」を兼ねて実施しました。
ただ、参加者はやはり「認知症」を自分事として不安を感じておられるシニア世代の方々。
シニアの方だと少し難易度が高いので、現場で調整しながら進行をしましたが、ターゲットの世代を集めるのにはもっと工夫が必要だと感じました。
これまでの事業成果
更に経験を積んで企画を煮詰めていくこと
「3つのないプラス1」をベースに認知症を地域社会で包摂していくには…
をテーマに体験していただきました。
アンケートにあるように、全体的には概ね良い評価を頂戴しておりますが、初めての企画で若年層〜中年層向けだったというのもあり、難度を感じたり結果的に自信をなくされた感想も頂戴してます。また今回は「認知症サポーター養成講座」を兼ねたのですが、少しそこの目的意識が内容を考えるとぼんやりしていた様に思います。
ただ、実施後に地域ケアプラザにお越しになる参加者の感想談話は職員の方の話では高評価で、特に「誰かが助けてくれる事がわかっている社会は安心」といった言葉を複数聞かれたそうで、一番伝えたい部分である「目標とする社会像」はしっかり届いていたので、今後経験を積んで内容を煮詰めていきたいと考えています。
事業の必要経費
重要なのは広い会場とターゲットとなる客層
企画の「必要経費」は
- 人件費(出演者2名)
- 音響技術スタッフ費(経費削減のため、出演者が行う事も可能)
- 移動交通費
- 会場費
- 広告宣伝費
他
です。
ただ、この企画の難しいところは、場所と集客。
そもそも「他人事」だから無関心なわけで無関心な人に関心を持ってもらって「自分事」にするのは非常に難しいところ。そこに当企画がターゲットとする客層が若年層〜中年層という事で、そこにアプローチ出来るステークホルダーの協力は必要不可欠だと考えています。
また参加者の人数に応じて、身体を大きく動かせる広い会場も必要です。