私たちの取り組む課題



行徳鳥獣保護区の管理
・水鳥をはじめとしたさまざまな野生生物が棲息できる湿地を中心とした環境の再生
・自然観察会等で利用する観察路の整備および安全の確保
野鳥病院の運営
・千葉県内で保護された傷病鳥の救護と野生復帰を目指した回復訓練
・野生復帰が困難な傷病鳥の終生飼育とQOLの向上
調査研究
・行徳鳥獣保護区の生物相調査
・行徳地区周辺の鳥類相調査
・行徳鳥獣保護区で捕獲した個体および野鳥病院で放鳥した個体の鳥類標識調査
・千葉県内におけるカワウおよびサギ類の個体数・繁殖成績調査
普及啓発
・行徳鳥獣保護区での自然観察会の実施
・生物多様性および環境保全の普及啓発のためのイベントの実施、情報発信
なぜこの課題に取り組むか
行徳鳥獣保護区は、東京湾沿岸の埋め立てによって失われた湿地環境を補うためにつくられた、都市の中に残る貴重な自然環境です。野鳥をはじめ様々な生き物が利用する場所ですが、人工的に造成された環境であるため、湿地やその周辺の環境を維持するには継続的な管理が欠かせません。植生や水環境の管理、外来種対策などを行うことで、生き物が暮らしやすい環境を守り続けています。
また、野鳥病院では、千葉県内で保護された、人工物への衝突やネズミ捕り粘着シート、屋外ネコによる被害など、主に人間活動の影響で傷ついた野鳥の救護を行っています。保護された鳥たちは治療やリハビリを経て野生復帰を目指しますが、回復までには長い時間と専門的なケアが必要です。中には野生に戻れない個体もおり、その命を支える継続的な飼育も重要な役割となっています。
さらに、行徳鳥獣保護区や周辺地域の生物多様性や環境の変化を調査し、自然観察会や広報活動などを通じて自然保護への理解を広げています。こうした活動を通じて、人と自然が共存できる環境を未来へ引き継ぐことを目指しています。
支援金の使い道
私たちの活動は主に行政からの受託事業として行っておりますが、日常的な活動に関わる費用や傷病鳥の餌代の一部などは、皆さまの会費や寄付などに支えられています。主な使用用途は以下の通りです。
行徳鳥獣保護区
●燃料費
草刈り機の燃料
湿地管理のためのユンボやトラクターの燃料
●器具、道具、そのメンテナンス費
環境維持のための道具(スコップ,鎌,鋸,鋏,鍬など)
刈払い機と替え刃など消耗品,メンテナンスのための部品
●外来種防除のための資材費
外来植物の防除のための防草シートやゴムマット
野鳥病院
●保護した野鳥たちの餌代
肉(タカやフクロウなど猛禽類)
アジ・ワカサギなどの魚(サギ・カモメ類など)
野菜、果物、穀類、ミルワーム、配合飼料など(小鳥類)
●医薬品・消耗品代
治療に使う薬品や、絆創膏・ペットシーツなどの消耗品類
●施設維持費
収容鳥の飼育環境改善のための資材(マットや保温器具等)
老朽化の進む禽舎施設の修繕費

