私たちの取り組む課題
若者が自分らしく生きる選択をするために、アートとキャリアに向き合う自習室(アトリエ)づくりプロジェクト。
なぜこの課題に取り組むか
これまでは小中学生を主な対象に活動してきましたが、創業当時からヒトノネに集ってきてくれた子どもたちも徐々に大きくなっていき、中学生になっていく子どもたちも増えてきました。
また、近隣の高校生がボランティアにきてくれたり、大学生がアルバイトなどで関わりを持ってくれることで、小中高という斜めの関係性の大切さに気がついたと同時に、10代という様々な葛藤とモラトリアムの中で生きる中高生の存在が、少しずつヒトノネの周りに増えてきたことで見えてきた課題もありました。岐阜市の中高生が「自分でやりたいことを選択できる機会や、学校や塾、部活以外の居場所」が圧倒的に少ないということです。
なんと岐阜市は「夢や目標がある」と思う子どもの割合が全国ワースト1。更に不登校児の出現率も全国より高い傾向にあります。
その原因として考えられるのが、自分の興味関心を広げる体験的な学びの機会の低さや、身近な大人のさまざまな生き方に触れる機会が少ないという点が挙げられます。
学力順位は高く、答えのある勉強は塾に通ってしっかりやっていても、探究的な活動を通した主体的な学びの経験が圧倒的に少なければ、正解のない未来へ挑戦していく力に欠けてしまいます。
そんな経緯もあって、これからは活動の幅を中・高校生まで広げ、将来や現在の不安や心配を払拭し、希望や望みに変化するような場所作りをしたいと思い、10代のための自分を見つけるアトリエづくりプロジェクトを立ち上げました。
寄付金の使い道
アートスペースの場所つくり代(設備・トイレなど)や、児童たちが創作に使用する材料費(画材・デジタル用機材・プロダクト用材料など)に使用させていただきます。