私たちの取り組む課題
- 病気治療による副作用の脱毛は、心身ともに大きなダメージを受けます。それに伴い、ケア用品(ケア帽子・ウイッグ等)の購入費、もちろん治療費と、多大な費用がかかります。そこに少しでも寄り添う想いのカタチとして、手作りのタオル帽子・毛糸の帽子をお贈りすると共に、無料レンタルウイッグの貸し出しの周知、それらのことで『ひとりじゃない』と感じ『治療へのチカラ』にしてもらう。
- 〝ふたりにひとりがガンになる〟と言われる昨今、医療の進歩は目を見張るものがある、とは言え、病気治療中の方へのサポートは乏しく、理解や寄り添いが必要と考え「話していい」「聞いてもらえる」「泣ける」「笑える」そんなコミュニティの場の提供を今後も続ける。
- 中学校・高等学校で行う『タオル帽子製作出張講習』において、タオル帽子が必要な方々の気持ち、命の大切さ、思いやり、寄り添う想いの温かさを、実際にタオル帽子の製作を通して、考え感じてもらい、共助精神の大切さを学んでいただいています。
- 『タオル帽子製作出張講習』のご依頼は、今後も積極的にお受けする。
- 講演も、ひだまりの杜の活動の主旨と内容を知っていただく機会となり、今と向き合っている方々への理解と寄り添いの輪の拡充を目指すため、今後もご依頼は積極的にお受けする。
なぜこの課題に取り組むか
代表 菅野は、2010年8月に大切な心友をがんで亡くしています。
その心友の闘病に、日々一緒に向き合うなかで、つらい現実とともに、治療費の事、副作用の事、外見的変化、ケア用品といわれる品々の事、向き合わなければならない、多くの事柄を目の当たりにしました。
そしてある日、心友が言った「がん患者のために、何かを考えて・・・」
その「何か」
手術をし、その後の抗がん剤治療が続く過程で、心友を襲う不安や孤独感、それらを和らげる家族、友人、知人の励まし、優しさや思いやりが、薬同様に、時には薬以上に心友を元気にし笑顔にしていた事が忘れられず、「病気と向き合っている方々へほんの少しでもチカラになれたら、寄り添っていけたら」と発した菅野の言葉からでした。
そして2010年10月【病気と向き合っている方々に寄り添い 私たちができる ほんの少しのこと・・・】との想いから、手作りのタオル帽子をお贈りするボランティア団体として、患者さんご本人はもちろん、そのご家族ご友人の、今とこれからの『笑顔』と『チカラ』に、そして陽があたる温かい居心地のいい場所であるようにと始めたのが【タオル帽子支援 ひだまりの杜】です。
寄付金の使い道
・タオル帽子の材料となるタオル等の購入
・毛糸の帽子の毛糸と裏地生地
・必要とする方々へは送料含め全て無料でお贈りしておりますので、その送料費
・ウイッグの購入費
・温かなコミュニティの場としてのサロン活動費
・更なる共助社会を目指し、優しさ広がるプロジェクトを考え推進していくための資金
にあてさせていただきます。