私たちの取り組む課題
私たちが取り組むのは、医療や福祉、介護、教育など人に寄り添い関わる社会の安全基盤を作る職につく「対人支援者」のバーンアウト(燃え尽き症候群)の減少と支援者へのケア文化の醸成です。
社会基盤を支える対人支援者がいま、高い精神疾患のリスクを負っています。医療・教育・福祉・介護現場の労働の過酷さは誰もが想像できるかと思いますし、厚生労働省・文部科学省から出ている調査からもデータとしてそのリスクを理解できます。
バーンアウトは、「人に向き合い、ひたむきに仕事をしようとする人が陥りやすい」と言われており、「これまで普通に仕事に取り組んでいた人がある日突然、燃えつきたように意欲を失い離職や休職してしまう」ような状態のことを指します。
helpewellでは、対人支援者のメンタルケアの機会を地域で促進し、職務に安心・安全に従事できる環境を提供すること、それによる対人支援職の仕事へのやりがい向上を目的としています。
なぜこの課題に取り組むか
医療、福祉、教育、介護などの対人支援者は、日々の業務で多くのストレスを抱え、バーンアウトやメンタルダウンのリスクが高まっています。厚生労働省の令和4年度過労死等の労災補償状況(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33879.html)によると「精神疾患による労災請求」は医療・福祉事業は全職種中トップ。また、文部科学省の令和4年度公立学校教職員の人事行政状況調査について(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1411820_00007.htm)によると教員の精神疾患休職者は年々増加傾向にあり、過去最多となっており、対人支援者の精神疾患リスクの高まりが伺えます。
少子高齢社会が進み、多様性が叫ばれる社会において対人支援職の職務は増加し、複雑化・多様化している一方、対人支援者へのケアは後回しになってしまいやすい現状です。
helpewellは、対人支援者のメンタルケアの機会を地域で促進し、職務に安心・安全に従事できる環境を提供すること、それによる対人支援職の仕事へのやりがい向上を目的としています。
寄付金の使い道
【支援者ケアイベント・ワークショップ実施のための費用】
・ワークショップ会場代
・運営陣会議費用(会議室料)
・各活動先への交通費用
・講師への謝金
・ワークショップ運営費用
・ワークショップ利用文具・消毒液などの消耗品
・チラシ印刷代
・ワークショップ利用印刷物(バーンアウトや支援者ケアに関するブックレットなど)
・オンラインイベントや会議用のWeb会議ツール(Zoom)