私たちの取り組む課題



子ども、大人、組織、社会。子どもから始まる地域モデル構築のチャレンジ
〜全ての子どもたちが自分らしく豊かな育ちの中へ〜
1.目の前の課題解決を超えて。地域社会の豊かな子育てを再構築するためのチャレンジ
私たちNPO法人はるは、札幌市中央区山鼻地区で「学習塾」を1箇所、「放課後等デイサービス」を4箇所運営しています。通うお子さんは200名強、働く仲間は40名強です。
すでにビジネスモデルとして確立された事業を運営しながら、なぜ今、私たちは「寄付」や「サポーター」を必要としているのか?
それは、私たちがクリエイトしたいことが、目の前の個別具体的な「困った」を解決することだけではないからです。全ての子どもたちが等しくその育ちが約束される「地域社会の受け皿」を生み出すこと。このモデルの構築は、疲弊していく地域社会の活力を取り戻すための必要不可欠なインフラの整備だと考えています。この大きな挑戦に並走してくれる仲間を募集しています。
2.制度の境界線を越えて広がる子どもたちの「生きにくさ」
不登校、障害、ヤングケアラー、貧困……。一つひとつの「困った」を支えることはとても大切なことです。ただし、これらは行政が制度化しやすい「ラベル」であり、私たちの認識にも浮かび上がってきやすいもの。現場にいると、その周辺に広がる「ラベルの貼れない子どもたちのしんどさ」にも直面します。
・発達障害は「ない」けど、学校がしんどい。
・不登校では「ない」けど、生きにくさを感じている。
・貧困では「ない」けど、自分の可能性を信じられずにもがいている。
・ヤングケアラーでは「ない」けど、家族との関係に混乱している。
必ずしもラベルは「ない」、けれど生きにくさを感じている子どもたちは、私たちが想像している以上に存在しています。
今の日本の現状はどうでしょうか。幸福度、自己肯定感、将来への希望……その多くが先進諸国の中で著しく低く、自殺率も高い。これがこの国の子どもたちの現実です。
制度の網目を整えることは必要だし重要です。私たちも制度を活用し、目の前の個別のお子さんのサポートをしています。
しかし、それだけでは次々と生まれる子どもたちの「生きにくさ」の根本解決には向かいません。今のままだと、ラベルの「ない」子どもたちの多くがいずれ、ラベルの「ある」大人になってしまう……。それは子どもたちの未来の幸福の問題だけではなく、私たちが暮らす地域の持続可能性や国力そのものに負の影響を及ぼしていくのではないかと懸念しています。
なぜこの課題に取り組むか



3.「なぜそうなっているのか?」を問い直す
この根底にある「生きにくさ」を解決するには、地域の子育ての力を再構築する必要があります。そしてそれは、絶対に親や教員・支援者など個人の問題に帰するべきではありません。
「なぜ生きにくいのか?」「どのような育ちの場が必要なのか」
見える「困った」も見えない「困った」も、なぜこれほど存在しているのか。
それは、子どもを支える大人、そして組織や地域社会そのものが「疲弊の構造」の中に置かれているからではないでしょうか。
たとえば、ニュースが絶えない教員の離職や多忙、メンタルヘルスの課題。
たとえば、福祉の現場の低賃金と起き続けるバーンアウト、思いや力がある人ほど限界を感じて去っていく現状。
多くの人が、希望と善意を持って「子どもたちのために」と始めたはずなのに。
私たちは、これらについて「なぜそうなっているのか?」を問い直したい。
そして、この構造を「上流」から解決することを目指します。
4.大人が健全に支え合える「組織」こそが地域の資源
では、上流とは何か?
私たちはそのひとつが「大人が作る組織」だと考えています。
「組織」というと会社のようなものを思い浮かべるかもしれませんが、それだけでなく、行政・学校・そして地域社会。子育てに関係する集団すべてです。その最小単位に家庭も含まれます。
子どもを支え育てること。その働きに意義を感じられること。孤独じゃない子育て。
しんどくなってから支えるだけでなく、しんどいをつくらない地域社会。
「組織」が変わり、「大人」がウェルビーイング(心身ともに満たされた状態)を取り戻す。その結果として「子ども」たちも支えられ、子どもたちのウェルビーイングも拡大していく。私たちはそんなモデルを追求しています。
・私たちが目指すのは、大人が支え合い、健全に働き続けられる組織です。
・チーム支援で私たちの思いを育て「熱」を生み出し続ける。
・自律分散型の組織で、一人ひとりが参画できる民主主義的な組織を実践する。
・学習指導要領にある「対話や協働」を、福祉の理念にあるインクルーシブ(包摂)を、大人自身が体現する。
大人が孤独にならず、対話を通じて誇りを持って働ける「健全な組織」があって初めて、多くの子どもたちが抱えている「生きにくさ」を丸ごと受け止める力が生まれます。
健全な組織が地域にたくさんあること。それこそが「地域の子育ての豊かさ」そのものです。
そして、そのメリットの最大の享受先はもちろん子どもたちです。 幸せを感じられる。将来に希望が持てる。自分の命を大切にできる。
そのために、まずは、私たちから始める。
私たちは正解を持っているわけではありません。それがこの挑戦の「難しさ」です。だからこそ、その難しさに力を貸していただけないでしょうか。
5.これまでの手応えと、私たちが解決したい課題
働く人たちが「対話し参加し作り出せる」実感を持つことで、組織への帰属意識が高まり、それが最高の子ども支援につながる。この手応えは確かにあります。
しかし、道は半ばです。
現状では、思いを持って支援する人たちほど心理的な負荷がかかってしまう。支援する私たちが支え合うチーム作りが必要です。そこには制度では評価されない「人を育てるコスト」や「対話のためのコスト(時間と資金)」がある。このコストを乗り越えていく必要があります。
支援金の使い道



6.サポート(寄付)の使い道:子どもを支える「土壌」を耕す
寄付金受領およびプロジェクト運営に関する留意事項はこちらです。
https://www.notion.so/353a5a52b69680b5b1c1f6a61464d8be?source=copy_link
私たちは、寄付を「子どものために直接使う」以上に、「子どもを支える『土壌』を耕すこと」に投資します。
⓪ 組織の財務体制の維持:
これまでの手応えをよりブラッシュアップし、私たちの事業全般を継続するための健全な財務基盤を作ります※。
① 「育成」への投資:
志ある学生を「未来の支え手」として丁寧に関わり、その成長に伴走します。
(教育や福祉の大学生のボランティアを毎年受け入れています。またアルバイトも、多くが教育や福祉を学ぶ大学生です)
② ラベルなき格差を埋める:
障害のある大学生やグレーゾーンの子など、制度の枠から漏れる子どもたちの学びの場を生み出します。(現在、大学生支援を一件実施中)
③ 不登校児童生徒の訪問支援:
フリースクールや放課後デイまで足を運ぶには、まだ足が重い、、、。そういったお子さんに訪問支援を行います(現在、一件実施中)。
④ 地域社会の「余白」としての居場所:
ラベルを剥がして誰もが混ざり合える「子ども食堂」等を継続的に実施します。(昨年まで月に一回実施していました。本年度再開する方向で動いています)
⑤ 対話のためのコスト:
スタッフが自分自身の心の状態にゆとりを持ち、チームで知恵を出し合って子どもたちに向けて働き続けるために対話の練習と時間が必要です。(日々1時間の振り返りと毎週2時間の対話の時間を確保し、スタッフを対話によって支え、育て、協力体制を作っています)
⑥ 支援者ウェルビーイングネットワークの構築:
地域全体の支え手が健全であり続けられるネットワークを作ります。(株式会社マルップとタイアップし、月一回の地域の支援者の対話会を企画しています)
⑦ 代表の河西のオンライン勉強会・講演会の実施:
発達障害等の理解や関わり方を保護者や支援者に向けての勉強会の実施と、そこからのコミュニティの形成をおこなっていきます。(6月から実施予定)
⑧健全な子ども支援組織の拡張:
専門性を学びつつも、大人が健全でいられるための組織開発を地域社会に広げていきます。
私たちは子どもを支える大人のウェルビーイングこそが、子どもの豊かな育ちを約束する最短距離だと信じています。まずは住む地域社会の中で、NPO法人はるが「できる」ことを証明しながら、地域の中でつながりを広げていきたい。
私たちの挑戦に、力を貸してください。
月々1,000円からのサポートが私たちの大きな力になります!
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※財務状況に関する補足事項
2024年度決算(11月-10月)は、新規事業(放課後等デイサービス)への初期投資および、稼働率が損益分岐点に達するまでの運営費負担が先行した結果、赤字決算となり一時的にキャッシュフローが悪化いたしました。
これを受け、2025年10月より経営再建に着手。徹底したコスト管理と並行し、各ご家庭への丁寧な説明を通じて利用者の確保に注力した結果、現在は定員の約9割を維持するまでに回復しております。学習塾も昨年度よりも生徒数が増えています。
今年度は、現在、黒字化およびキャッシュフローの安定化へ向けて推移しております。依然として盤石な財務基盤の構築は途上にあるものの、早期の健全化を目指し、引き続き安定的な運営体制の整備に努めてまいります。
■2026年9月状況
【財務】
安定/○やや厳しい/厳しい
【放課後等デイサービス部門 定員充足率】
9月:78.4%
8月:75%
7月:81.3%
6月:77.2%
5月:72.8%
※実利用人数から換算しているため、改善傾向の場合でも上下する場合有
【学習塾部門 現在生徒数/目標生徒数】
43名/60名
※4月時点 39名
【今月の取り組み】
・当法人主催発達障害研修1回
・インターン3名受け入れとモニタリング
・参加研修・参加交流会
・大学生支援
【寄付金】
9.000円
寄付金受領およびプロジェクト運営に関する留意事項はこちらです(必ずお読みください)
https://www.notion.so/353a5a52b69680b5b1c1f6a61464d8be?source=copy_link

