私たちの取り組む課題
『はまはっぴー』では、地域の人たちが一つ屋根の下に寄り集い、家族団らんのひと時を提供しています。核家族化、孤立、個別化が進む現代社会の中で、家族の“えん”をつなぐ場所、おかえりを言い合える場所があったらいいなと、ずーっと頭の中で思い描いていました。
結婚をして、家庭を持ったことでより家族団らんということを意識するようになっていきました。血のつながりだけでない、地域や身近な人とも、つながり合って家族団らんの輪を広げていきたいと夢を持つようになりました。
また、それぞれの徳分を活かして支え合いたすけ合う、陽気で明るい暮らしをしていく、そんな温かな空間を目指しています。
なぜこの課題に取り組むか
1 はまはっぴー家族食堂
現在、全国的に注目を集めている子ども食堂。
はまはっぴー家族食堂では、子どもだけに限らず、昭和の大家族のような子ども・親・祖父母、色々な世代の方々が集い、共に食事をする、そんな家族団らんの場を提供しています。
現代社会では、様々な「こしょく」が広がっていると言われています。
① 孤食 子供一人でとる孤独な食事
② 固食 好きなものだけ食べる
③ 個食 家族それぞれ、バラバラなものを食べる
④ 子食 子供だけで食べる
⑤ 小食 食欲がなく、少しの量しか食べない
⑥ 戸食 外食ばかりの食事
⑦ 粉食 パンや麺類など、粉物が中心である
⑧ 濃食 味の濃い物ばかり食べる
⑨ 虚食 朝、食欲がない、何も食べない。
みんなで食事をとる「供食」の場が無くなってきているんです。
『はまはっぴー家族食堂』では、みんなで食事を取り、温かな家族団欒の雰囲気を味わってもらいたいと、ベテランの調理スタッフの手料理を安価にて提供しています。
1食100円~。近所の農家の方が野菜を寄付して下さったり、思いに賛同して下さった方が食材・寄付金を寄せて下さったり、色々な方々の思いが寄り集まって運営を行っています。皆様の温かいお心寄せ、本当にありがとうございます!!
2.子育て支援広場 ままはっぴー
はまはっぴー家族食堂に来ていた子育て中のママたちが、自然と集まり始め結成したのが『子育て支援広場 ままはっぴー』。
お互いの悩みや苦労を共有したり、時に励まし合いながら子どもと向き合っていく憩いの場。
嫁いできて見知らぬ土地で慣れない育児、24時間休みのない子どもとの時間、そんな日々に追われて自分を見失いそうにママたちの息抜きの場所が必要。
孤立しがちなママたちが気軽に集える場所として『ままはっぴー』は存在します。
お互いに連絡を取り合いながら、定期的に集まることが本当に楽しみなのです。
また自然とたすけ合えるのが強み。何か困ったことがあった時には先輩ママさん達からのアドバイスや解決策を聞くこともできる。心強い応援団がたくさんいます。
3.相談支援事業 はまはっぴーカウンセリング
代表の平野大心は、臨床心理士・公認心理師の資格を持ち、浜松市スクールカウンセラーとして児童生徒の心理的サポートを行っています。
子どもたちの悩みや、子育て相談、いじめ、不登校、発達障がい・・・、様々な悩み事に対して日々向き合っています。
現代社会の中で、家庭や仕事、日々の人間関係の中で、多くの葛藤やストレスを抱えている方も多いと思います。カウンセリングを通して、自らの心、内面とゆっくりと向き合う時間を提供します。一人では八方ふさがりの現状も、対話を通して客観的に自己を見つめ、共に解決への道を探っていく場所を提供します。
4 フードバンク はまはっぴー
フードバンク活動をおこなっている理由は、食べられるのに捨てられてしまう食材が非常に多い現状を見て、どうにかして活用できないかと考えました。子ども食堂を運営する上でも、食材の確保は欠かせません。フードバンクの活動をすることにより少しでももったいない食材を減らせ、それを地域の方々へ還元できるのではないかと考えました。現在「もったいないからありがとう」をスローガンにフードバンクの活動もおこなっています。
今後さらに地域コミュニティの創成は大切になってくると感じています。子ども連れでも気軽に来れる、話せる環境を作っていくことが地域内に必要であり、またコミュニティが形成されることにより孤立を防止するだけではなく、災害時に大きな役割を持っていくことになると考えています。
何かあった時には駆け込める、気軽に足を運べる居場所、そんな空間を創っていきます。
寄付金の使い道
食堂開催時の食材購入費、容器などの消耗品購入費
学習支援用の文具購入費、ミニ図書館作成費
冷凍ストッカー購入費、勉強部屋改装費など
笑顔を届ける活動に大切に使わせていただきます。
継続寄付をしていただいた皆様には年に1回、1月(予定)に参加している子ども達からの直筆メッセージをお送りいたします。