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ハーフタイム

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貧困、虐待、いじめ、不登校、引きこもり、障害、非行など様々な生きづらさを抱え、将来に対し悲観的な子どもたちが、やりたいことや夢を見つけ、やり抜く力・自立する力を身につけるまで寄り添う活動をしています

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私たちの取り組む課題

◆地域に埋もれた「生きづらさを抱えた子どもたち」


私たちハーフタイムは、2010年1月から主に東京都葛飾区において、生きづらさを抱えた子どもたちの寄り添い活動を行っています。

時折りマスメディアなどで、「子どもの貧困率は13.9%で、7人に1人の子どもが貧困状態」といった話や、「児童相談所への児童虐待通告件数が毎年過去最高を記録」といった話が取り上げられたりするように、現代の日本社会においては、貧困、虐待、いじめ、不登校、引きこもり、障害、非行など、さまざまな生きづらさを抱えた子どもたちがいると言われています。

しかし、こういった話になると、なかには、「自分の身近にはそういった子を見ない。本当にいるのだろうか?」と疑問に持たれる方もいらっしゃいます。

これに対し、私たちが伝えたいことは、「『たくさん』ではないが、『必ず一定数』いること。そして、そういった状況の子は深刻であればあるほど見えにくく、自力では抜けることのできない負のスパイラルに陥っている」ということです。私たちはこれまでにも、たとえば以下のような子たちと出会ってきました。


・父親のDVによって両親が離婚して母親に引き取られたものの、母親が日本語を十分に使いこなせない外国にルーツを持つ方の上、離婚を契機に体調を崩して寝たきりとなり、さらに子ども本人も学校でいじめ被害を受けて通学できなくなって昼夜逆転しながら家にひきこもってしまった子


・幼少期から児童福祉施設で育ち、退所後は母親とともに生活するものの、母親に精神的な浮き沈みもあって子どもが日々落ち着いて家で過ごすことができない上、子ども本人にも障害があって学業不振やいじめ被害を受け、学校に通えなくなっていた子


・家のなかが家具や物であふれかえっており、物一つ動かせばゴキブリが逃げ回るような家庭で育ち、親が体調を崩して昼夜逆転になったこともあって小学校低学年のころから学校へ行けなくなり、風呂も着替えも数日に一回しかせず、髪も爪も伸び放題で垢やフケが溜まっているなか、ほとんど外に出ずにひきこもり生活をしている子


上記はまさに活動を通して出会ってきた子たちです。こういった子たちは、本来落ち着ける場所であるはずの「家」にも、他の子が通っている「学校」にも居場所をなかなか見い出せずにいます。

また、地域には子どもの居場所として児童館やプレーパークなどが用意されていますが、そういった「地域に開かれ、誰でも来られる場所」には上記の子たちは行くことができずにいます。「自分をいじめてくる子がいるのではないか」、「学校に行っていないのにそういった場に行ったら誰かに何かを言われるのではないか」、「一人で行っても遊び・話し相手がいない」など、その子たちの行けない不安は多々あります。

さらに、近年は、無料学習塾といったように学習支援を行うところも増えていますが、こういった子たちは自己肯定感も低く、将来に対しても悲観的になっています。「勉強なんかわかるわけがない」、「中学を卒業したら自殺するだけだから、勉強なんかいらない」などを考えている子に、「勉強を見てあげるから勉強道具を持っておいで」と言っても繋がることはできません。そのような子たちには、こういった既存のものとは違う、「第三の居場所」が必要なのです。



◆細い糸をゆっくり・優しく一本一本紡ぐような長期的な「寄り添い」を


私たちは、生きづらさを抱えた子どもたちに、細い糸をゆっくり・優しく一本一本紡ぐように寄り添いを行うようにしています。


人は、孤立して生きていくことはできません。子どもが困難な状態にあるときに「信頼できる大人」と繋がることができたら、その困難も乗り越えられるに違いありません。それは、新しい地域づくりにも繋がることでもあります。

私たちは、子ども自身が本来持っている能力を活かし社会的に自立した人として成長することを願っています。そのためには、人として尊重され、信頼できる人間関係を築く居場所が必要です。私たちは、子どもたちに寄り添い、子どもたちが社会で生きるための生活力を身につけ自信を持って生きていけるよう支援していきたいと考えています。



 なかには、抱える生きづらさが複雑に絡み合った子もおり、そういった子には長期的な寄り添いが必要となってきます。不登校の小・中学生の間はいろいろな社会体験などを一緒にしながら少しずつ家族以外の人とも安心して対話ができる関係構築に努め、中学3年生になれば受験対策として勉強をみたり高校見学に一緒に行き、そして高校進学後は中退防止支援として期末試験対策やバイトの悩みを聞いたり、さらに就職後は離職防止として職場の悩み相談に応じたりなど。


 既存の特に行政による支援では、対象年齢や抱えている課題がなんであるかで担当窓口が変わったり、あるいは対象年齢外ということで支援が切られてしまうこともあります。ハーフタイムでは、おおむね20歳程度という一定の限界はあるものの、長期的な視点を持って、その子のそのときどきの抱える悩みにきめ細やかに寄り添うようにしています。



◆子どもへの寄り添いの主な方法


寄り添いの方法は大きく分けて3種類あります。ただし、子どもの抱えるものは千差万別のため、型を作りすぎず、一人一人のそのときどきのニーズに合わせて臨機応変に対応するようにしています。


【拠点型の居場所づくり】


生きづらさを抱えた子どもたちが、家でも学校でもない第三の居場所として立ち寄れる拠点づくりを行っています。


そこでは、子どもはいじめ被害や暴力に怯えることなく、大学生や社会人のお兄さん・お姉さん、地域のおじさん・おばさんに寄り添ってもらえる場です。安心・安全な空間にて、雑談や悩み相談をしたり、一緒にゲームや軽い運動をしたり、工作やお絵描きをしたり、ちょっとしたお出かけ・お散歩をしたり、勉強をしたり、あるいはただまったりごろごろしたり…


自分のやりたいことを一緒に誰かとやるなかで、少しずつ基本的な安心感や自己肯定感を高められるようになっています。いずれ少しずつこういった場をより多くの地域につくっていければと考えています。



【さまざまな社会体験を一緒に行う生活訓練】


これまでに出会ってきた子たちを見てきて感じることは、社会体験が少ない子が多いということです。例えば、小・中学校のころに不登校になると、動物園・博物館・工場見学などの社会科見学やどこかに遠出をする機会を失います。また、そういったイベントだけでなく、日常的に身体を動かす体育の授業などもなく、また同世代の子と話をしたり遊んだり何かを一緒に取り組む機会も激減します。さらに、保護者が障害を抱えて寝たきりであったり、あるいは経済的・精神的・時間的余裕がなかったりすると、家庭でも体験できなかったりします。


そのため、ハーフタイムでは、定期的な拠点型の居場所づくりだけでなく、土日祝日などに、さまざまな社会体験をできるようなイベントを行っています。それには例えば、以下のようなものがあります。


・不登校で身体を動かす機会の少ない中学生からの相談を踏まえ、バトミントン・卓球などを行う「スポーツレク」


・料理好きな子や調理師志望の子からの相談を踏まえ、昼食やお菓子をつくる「料理教室」


・動物園・博物館に行ったことがほぼないという子からの相談を踏まえ、各種文化施設の参観


【個別の寄り添い】


上記二つは、子どもも寄り添い手も多人数で行うものですが、なかにはこういった多人数には馴染めない子もいます。そういった子に対しては、定期的に家庭を訪問したり、本人が希望する日時に公園や公民館的なところで会ったりし、まったりお話をしたり遊んだりしながら、個別の寄り添いを行うようにしています。


また、多人数の場に来ている子のなかでも、個別のニーズが生じた場合に、個別の寄り添いを行うこともあります。例えば、多人数がいる場ではなかなか相談しにくい家庭や学校の悩み相談に応じたり、あるいは不登校などで一緒に出かける友人がいないけれど高校など上級学校の学校見学に一緒に行きたいといったときなどです。



なぜこの課題に取り組むか



寄付金の使い道

<目標金額>

まずは一拠点分の運営費として50,000円/月


<内訳>

①定期的な拠点運営費:30,000円(スタッフ交通費1,500円/一回一人×5名/回×4回/月)

②個別の寄り添い:12,000円(スタッフ交通費1,500円/一回一人×2名/回×4回/月)

③活動費(活動中の飲食費・消耗品学習教材購入費など):8,000円/月

〒1240054

東京都葛飾区高砂7丁目25番19号 橋井方

09057635444

https://halftime2010.wixsite.com/halftime

代表:三枝功侍

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