私たちの取り組む課題
多岐にわたる「親なきあと」の課題にむけて
「親なきあと」といっても、抱えている不安・心配事は人それぞれです。
たとえば、障害のあるご本人が将来どこに住み、どんな働きかた(日中活動)をして、どんなサポートを受けながら地域で生活していくのか。親御さんの老後の生活の支援はどうするのか。どのように親御さんの財産を残し、管理していくのか。きょうだいその他親族は、どう関わっていけばよいのか。このように、ご本人やご家族の状況、それぞれの想いによって、感じる課題や必要な準備は異なってきます。
はばたきソーシャルワークスでは、特定の制度にとらわれず、「親なきあと」の不安・心配事を抱える当事者・ご家族のための総合相談窓口として、この課題に取り組んでおります。
なぜこの課題に取り組むか
「制度・サービス」ではなく「不安・心配事」ベースの相談窓口
障害のある方とご家族が抱える「親なきあと」について、「制度・サービス」ごとの相談窓口は存在します。しかし、多くの場合、ご自分の抱えている不安・心配事に対して、どの制度・サービスが必要なのか、自らその整理をして、相談をしに行かないとなかなか課題が解決しない状況です。
そのような状況に対して、はばたきソーシャルワークスでは、社会福祉士(ソーシャルワーカー)が中心となり、さまざまな専門家と連携しながら、「不安・心配事」に寄り添った相談窓口として活動しております。
寄付金の使い道
みなさまからいただきましたご寄付は、以下のような事業に使わせていただいております。
◯「親なきあと」に関する普及啓発事業
当法人では、半年に1度の頻度で、地域の皆さま向けに研修会を主催しております。無料でどなたでも参加できる機会として活動しております。皆さまからいただいた寄付金は、研修会の運営にかかる費用にあてさせていただいております。
◯成年後見制度利用援助事業
当法人では、障害のある方やご家族(主に親御さん)の成年後見制度利用に関する援助活動をしております。皆さまからいただいた寄付金は、成年後見制度利用に際して必要となる費用の援助にあてさせていただいております。