私たちの取り組む課題



アトリエグレープフルーツは美術の「表現」の場です。
ここには、社会で「障がいがある」とされる人たちが多く参加していますが、私たちは「福祉」でも「教育」でもなく、美術の「表現」に関わる場でひとりの人と出会いたいと、このアトリエを立ち上げました。
長い時間の中で、かつて小学生だったメンバーは学齢期を終え、それぞれの進路を歩みながら絵を描き続けています。
「社会の中で生きる」ということはどういうことだろうか?
メンバーひとりひとりに思いを馳せながら考えています。
なぜこの課題に取り組むか



日々のアトリエの中で私たちは各々の美術の「表現」に伴走しながら、その無償性に、いつも心が動かされてきました。
一方でその「表現」が受け手との相互的な関わりの中で、新しい価値や意味を生み出していくことを感じています。
これらの絵を、美術館やギャラリーの中だけでなく、私たちの暮らすまちの中に広げていきたいと考えています。
アトリエで生まれた作品を通じて、まちの人々とつながり、日常の中に豊かな関係を創造していくことが、私たちの次のステップです。
寄付金の使い道



現在アトリエメンバーの絵をまちにつなげていく活動はすべてボランティアで行っています。
皆様から応援していただいた寄付金は、アトリエメンバーの絵をまちや人につなぐ活動資金に充てさせていただきます。
①グレープフルーツギャラリーの運営
年に10回程度アトリエグレープフルーツのスペースをギャラリーとして地域に開き、アトリエメンバーの絵を展示・紹介しています。
②地域のお店や公共スペースに絵のレンタル
地域の店舗や公共スペースなどに、アトリエメンバーの絵を額装し無償で貸し出しをしています。
作品は季節ごとに掛け替えもおこないます。