私たちの取り組む課題
『1億総表現者社会こころのインフラ整備~地域舞台化プロジェクト』
1億総活躍ならぬ「1億総表現者社会」が始まっています。
誰もが表現する楽しさに目覚め、表現活動を通じ新たなつながりを得て、生き甲斐とする社会。
後押ししたのはSNSはじめお絵描きアプリ、ボカロソフトなど技術革新が大きな外的要因ではあるでしょう。
けれど、もう一つ大きな内的要因があると思います。
反抗心です。
私たちは、画一的を善しとする社会で育ち、効率性・生産性・協調性ファーストを刷り込まれ、空気を読みながら生きてきました。
さらに今ではIT管理システムによってスコア管理され、労働パフォーマンスや信用度を評価されるようにもなって来ました。
一つの物差しで個々人をスコアリングし、そのスペック数値で人物評価するという、没個性を強いるシステムに否が応でも取り込まれる社会です。
当然それに対するアレルギー反応や、カウンター志向が現れます。
没個性強いるスコア管理社会からのエスケープ、反抗、それが「表現活動」へと向かう深層心理です。
数値化された自分とは違う自分を知ってもらいたい。
スコアでは表せない自分を表明したい。
そうすることで人は自尊心の崩壊を食い止め、薄れゆくアイデンティティを繋ぎとめようとします。
無意識の自己防衛といえます。
没個性のスコア管理社会。その重圧に耐えるには「凸個性」の表現活動が欠かせません。
そこに表現社会が拡大してきた内的要因があると感じます。
ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)の本能である表現活動を心置きなくできる場・機会を現代人のこころのインフラとして整備する事業が「地域舞台化」です。
そのプログラムとして〜
「表現の場となる舞台」
「表現者にスポットを当てる装置」
「共創する機会やコミュニティ」
を主な課題としてプロジェクトを展開して来ました。
さらに、まちを舞台として見直す地域舞台化は、地域社会を再点検し、その魅力を発掘・発信する活動でもあります。
それは、増え続ける表現者を惹き付け、多様な個性と共創して新たな地域づくりを進める取り組みにもなります。
こうした取り組みは、表現者と地域社会が共に輝くハロー効果。シナジー効果。そして地域の歴史・文化・自然・産業が表現活動と掛けあわさって起きるケミストリー効果が期待できます。
そのためには、どのようなコンセプトをベースに、何と何をいかなる環境で掛けあわせられるか、模索を続けています。
遊ぶ人=ホモ・ルーデンスとして本領を発揮できる【遊ぶ場・遊ぶ事・遊ぶ仲間・遊ぶ心】を復興し、ウェルビーイングな一億総表現者社会を目指します。
あなたのご支援、ご協力、ご参加お待ちしています。
なぜこの課題に取り組むか
地域舞台化ソーシャルアートプロジェクトのねらい
①日常とは違う自分を表現することで自尊心の崩壊を食い止め、薄れゆくアイデンティティを繋ぎとめる。人にとって表現活動は無意識の自己防衛です。そのためのインフラとなる表現の場づくり機会創設が地域舞台化PRJのねらいです
②分断が進む社会だからこそ、新たなつながりを生む表現活動が求められます。一緒に何かを創り上げる楽しさを享受し、誰かを喜ばせたい、楽しませたい、役に立ちたいという願う気持ちを披露できる、ウェルビーイングな1億総表現者社を目指しています
➂減り続ける消費者や観光客を追い求めるよりも、増え続ける表現者を惹き付け、多様な個性と共創して新たな地域づくりを進める方が魅力的で、持続的な取り組みになります。地域の資源と表現活動が結びつくことで起こるハロー効果、シナジー効果、ケミストリー効果を実証実験する試みでもあります
寄付金の使い道
①プロジェクト運営資金(諸経費)
②表現者の活動支援金
➂PR活動費
④会場費・会場整備費
⑤音響・照明等イベント用品レンタル費
⑥出演料・出張費