私たちの取り組む課題
私たちは、不登校の子どもの居場所作りとして「フリースクールSince」を開催しています。
不登校の子どもたちが、学校以外でも安心して過ごし学ぶことができるような居場所を提供しています。
なぜこの課題に取り組むか
文部科学省の令和2年度の統計によると、不登校数は19万人に及んでいます。これは年々増加傾向にあり、これからも増加していくと推測されています。
この統計からわかる通り、たくさんの子どもが学校に馴染むことができていないのが現状です。こういった中、不登校になった子どもは行き場を失い孤独で苦しんでいます。また、学校に行かないことへの社会の目はいまだ厳しく、学校に行けないことを責める子どもや親御さんがたくさんいます。
学校以外の居場所がなく家で孤独に過ごすことが、子どもたちが健やかに育つことができる社会なのでしょうか。
学校に通えないだけで、引け目を感じさせてしまう社会が、子どもたちが健やかに育つことができる社会なのでしょうか。
我々は違うと思います。学校がどうしてもだめなら学校以外の学び場や居場所に通うことも一つの選択だと考えます。
学校に行けないことを責めるのではなく、学校以外の場でも子どもたちが安心して学ぶことができる環境を、社会を作ることが、子どもたちが安心して健やかに育つことができる社会と言えるのではないでしょうか。
「フリースクールSince」がそんな子どもたちの選択肢の一つになれば幸いです。
寄付金の使い道
⑴フリースクールの運営費全般
不登校の子どもたちは、様々な理由で学校に行けていていません。フリースクールに通うと一定の費用が発生します。学校であれば、児童一人あたり90万円以上の税金が使われています。しかし、フリースクールの場合は、スタッフの人件費も活動場所の費用も教材も自己負担になり、月謝が高くなってしまうのが現状です。本来であれば、その一部を税金で補填するような制度設定も必要ですが、現時点ではフリースクールに対して行政からの予算措置はほぼありません。不登校の子どもたちや保護者さんの負担を少しでも軽減し、参加しやすいような環境にするため寄付していただきたいです。
⑵経済的に困窮している家庭の参加料の減額分
上記のようにフリースクールの参加には保護者が一定の月謝等を負担しなければなりませんが、不登校の中でも経済的に困窮している家庭も少なくありません。生活保護を受給していたり、一人親世帯だったり、困難な状況にある子どもたちに対してもしっかりと学びの場を届けることが重要です。寄付を原資に、それらの方々の月謝の減免を行い、一人でも多くの子どもたちが参加できるようよろしくお願いします。