私たちの取り組む課題
「フードバンク浜っ子南」は、磯子区、港南区、栄区、戸塚区、南区の横浜市南部5区を活動エリアとして地域密着の活動をめざしています。当初は1か所で28組のひとり親家庭に食品をお配りすることからスタートし、今では1か月に5カ所の会場で合計180家族の皆様に食品や日用品をお配りしています。私たちは、だれもがどの様な時にも食に困らない、そして皆が幸せを感じられるそんな地域社会をつくっていくことを目指しています。
なぜこの課題に取り組むか
日本は世界の中でも経済的な発展をとげて、経済的に豊かだと思われてきています。同時に年間には500万トン以上の食品が食品ロスとして廃棄されています。しかしその一方で、お金がないために食が不足する家庭も多くあります。
2020年度の厚生労働省の調査結果によると子どもたちの13.5%、実に7人に1人が相対的貧困状態にあるという衝撃的なデータが発表されています。さらにひとり親家庭の相対的貧困率は48.1%と、2人に1人が貧困状態に陥っています。
夏休みなどの学校が長期にわたってお休みになる期間は学校給食もありません。育ち盛りの子供さんにとって、最も食べ物が必要な時に食べることも出来ず、体重が減ってしまうといった状況も調査結果から報告されています。
寄付金の使い道
皆さまから頂きました寄付金は、以下のような取り組みに使用しています。
- 倉庫賃料の支払い費用
- 運搬にかかるガソリン代、駐車料金
- 事務用品、備品の購入費用
- 移動交通費
- 倉庫の水道、光熱費
- 通信費
- 食品、日用品の購入費用 など