私たちの取り組む課題
- 昆虫によって有機的につながる緑のネットワークを作る
- 「虫の詩人の館」を拠点として、昆虫とそれにまつわる文化に接する機会を提供する (館内活動)
- 昆虫を通じて自然と身近に接し、自然を知る野外活動の機会を提供する (野外活動)
- 昆虫を通じて見る自然理解の場を、虫の詩人の館の外にも展開する (出張活動)
- 自然の不思議、虫の驚異、ファーブルの精神、虫と親しむ日本文化を伝える
なぜこの課題に取り組むか
本会は、フランスの博物学者アンリ・ファーブルをひとつの理想像として、現代の日本の子供たちを中心に、自然に対する健全な感覚を養い育てることを目的としています。
子供たちは遅くとも十歳くらいまでのあいだに、仲間と自然の中で遊ぶことが望ましく、それによって健全な人間として必要な、様々な感覚、能力を身につけることができます。それは現在の都会的環境では育ちにくいものです。
日本人は昔からふるさとの自然に護られ、小動物、主として虫を相手にその姿、形の多様さ、美しさ、不思議さを知り、その命の貴さに触れてきました。これははからずも、あの偉大なる博物学者、アンリ・ファーブルの生涯の仕事と一致しています。
しかし、現在の日本で、どうしたら子供たちを、そのように自然と親しませることが出来るでしょうか。
子供たちが昆虫や植物を自由に手に取り実感出来る自然環境、自由に利用できる資料館などを提供し、子供のみならずその家族にも、日本人がかつて所有していた自然についての感覚、美意識をとりもどしてもらうことを目標に活動しています。
寄付金の使い道
- ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」の運営
- 昆虫観察・採集会、昆虫標本作製教室などの実施、また継続的育成のための「昆虫塾」の運営
- 虫の棲める環境を守るための緑化や環境整備などの活動と目的を共有する他団体との協働
- 広報活動(ホームページの運営、マスコミ等を通じての情報発信、講演会など)