私たちの取り組む課題
住民の生活課題や地域の課題を解決するため、様々な事業展開を図ってきました
調布市社会福祉協議会(調布社協)は1955年の設立以降、「このまちをもっと良くしたい」と行動する人や団体と連携しながら、住民や地域の困りごとの解決に向け、高齢者、障がい者、子ども・若者、生活困窮者などへの福祉サービスの提供とともに、地域の中での見守りや支え合い、つながりづくりに取り組んできました(詳細は調布社協ホームページをご覧ください)。
しかし、自治会加入率は年々減少し(令和3年3月現在:36.8%)、自治会をはじめ組織の高齢化やライフスタイルの変化など、地域のつながりの希薄化は着実に進行しています。
それは、令和5年3月に発行された「調布市民福祉ニーズ調査」(調布市発行)においても、
- 近所付き合いの状況は、「あいさつをする程度」(53.8%)が最も多く、理由についても「普段、付き合う機会がない」(70.4%)
との調査結果が出ています。
また、少子高齢化や核家族化の進行、単身世帯の増加による家族機能の低下や、コロナ禍の影響も含む生活困窮世帯の増加、ヤングケアラー・8050問題など人々の生活にも大きな変化が生まれています。
加えて、ひきこもりやごみ屋敷といった制度の狭間の課題を抱えていたり、福祉に限らず様々な分野の課題が絡みあっていたり、世帯員全員が課題を抱えていることもあります。
なぜこの課題に取り組むか
「地域のつながりの希薄化」「生活課題の多様化・複雑化」への取組が必要です
調布に住む多くの市民は、高齢になっても障がいがあっても住み慣れた地域で安心した生活が送れることを望んでいます。その中で、地域との関わりを大切にしながら少しでも社会に貢献できるような生き方を求めている人もいます。
しかしながら、現実には地域でのつながりは希薄になり、年代や多様な価値観を超えたふれあいの場が少なくなっているのが実情です。介護保険制度、障がい者福祉制度など、制度が充実しても、実際に地域で暮らしていくうえにおいては、住民相互の支え合う力が重要になってきます。
住民同士が触れ合う中で、お互いに何らかの形で地域の役に立ちたいという意識が広がりつつあることは確かです。実際、「身近なところに活動できる場がある」「活動や団体に関する情報を紹介してくれる」などの条件であれば地域活動に参加・活動しやすいと市民の方は回答しております。また、「安否確認の声掛け」「災害時避難の手助け」などできると回答がありました。(調布市民福祉ニーズ調査)
「地域共生社会」の充実に向けた活動
地域福祉コーディネーターや地域支え合い推進員を中心に断らない相談を進めてきました。窓口だけでなく地域に出て多様化・複雑化した相談に対応できる体制を今後も継続していきます。また、コロナ禍の際には社会情勢に鑑みながらも安全に配慮し事業や地域活動を実施しました。
しかし、地域で様々な福祉活動に活用されているちょビット協力金や募金が年々現状するなど社会福祉に対する関心が一定であるとは限らないのも現実です。地域の誰もが役割を持ち、掛け合い、支え合いながら自分らしく活躍できる「地域共生社会」の充実にむけて活動していきます。
寄付金の使い道
みなさんからのちょビット協力金(会費)は次の活動に役立てられています
ひだまりサロン事業や小地域交流事業、ボランティアが運営する地域の拠点「野ヶ谷の郷」等、地域でのつながりづくりや支え合いの活動の財源となります。
調布社協では、多くの事業実施によって培った「相談力」 を生かして「断らない相談」を実践してきました。また、これまで育んできた地域の方々とのネットワークや関係機関との連携を強みとして、本人・世帯と社会との接点を生み出す「参加支援」に取り組んでいます。
社協の活動は市民や様々な団体・機関のみなさんによって支えられています
調布社協は「いつまでも住みつづけたいと思うまちづくりをめざして」の理念のもと、地域福祉をより一層推進していきます。ぜひ、あなたも協力金にご協力いただき、「いつまでも住みつづけたいまち」を一緒につくりましょう。
※ちょビット協力金をお支払いいただける方は、画面右下の「支援する」→「年会費会員になる」をクリックしてください。
※お支払いいただくと、翌年同月に継続してクレジットカードから決済されるよう設定されます。当協議会では、翌年度(5~6月頃を予定)に継続してお支払いいただけるか、みなさまの意思を伺います。
※会員区分は、賛助会員(個人・団体)と協力会員(個人・団体)の2つです。
※寄付金控除の対象となります。個人の方は所得税(寄附金控除/税額控除)、法人の方は損金算入の対象です。詳細は、お住まいの地域の税務署までお問い合わせください。