私たちの取り組む課題



毎月、地域からの保護依頼や相談が寄せらます。
子猫シーズンには保護数が急増し、シェルターのキャパを超えることもしばしば。
高齢や病気を抱える猫も増えており、医療費やケアの負担が重くのしかかっています。
不幸な命を増やさないために私たちは【TNR活動】と里親さん探しを行っております。
猫は非常に繁殖力の強い動物で、年に2回~3回、4~6匹の子猫を生みます。
あっという間に増えてしまい、飼育しきれない頭数になり相談があったり、ご近所からの苦情などが届くこともあります。
野良猫問題はエサをあげる人(猫が好きな人)と、
敷地内で糞をされた。花壇を荒らされた。車の上に乗られた。など迷惑に思う人ももちろんいて、トラブルに発展しやすい問題です。
私たちも相談を受け何度も足を運ぶこともありますが、全てを解決することは難しく、それぞれ家庭や仕事を持ちながらの活動に限界を感じています。
行政にも理解して頂き、協力してもらうことが今後の課題です。
毎月譲渡会を開催しています。
活動の理解をもっと深めて頂きたいと思い、イベントなどにも参加させて頂き啓発活動を行っております。
普段の活動の様子はInstagramにて発信しています。
ぜひ、ご覧ください。
なぜこの課題に取り組むか



保護する子は、健康な子ばかりではありません。
外で暮らす猫たちは過酷な生活を送っています。
野良猫の平均寿命は約5年と言われています。
殺処分は年々減少していますが、ロードキルでいのちを落とす猫は、殺処分数の24倍です【2024年9月~2025年10月の調査】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000050590.html
野良猫を放置することは、不幸な命を増やしさまざまなトラブルにつながります。
- 殺処分
- 交通事故
- 縄張り争いによるケンカや怪我
- 虐待
- FIV(猫エイズ)やFeLV(猫白血病)などの感染症の猫が増える
- 近隣住民からの苦情(糞尿、鳴き声、ゴミ荒らしなど)
こういった野良猫問題の解決策の一つが
【TNR】です。
・Trap(捕獲)
・Neuter(不妊手術)
※手術した証として、耳を桜の花びらのようにカットします
・Return(リターン)
【不妊手術をし、元にいた場所にリターンして暮らす猫をさくらねこ🌸と呼びます🐈️】
TNRの主な目的は、以下の通りです。
- 野良猫の個体数増加の抑制: 繁殖を止めることで、将来的に野良猫の数を自然に減少させます。
- 殺処分の削減: 新たな子猫が生まれないことで、保健所等への収容数を減らし、殺処分ゼロに貢献します。
- 猫の健康状態の改善: 不妊去勢手術により、発情期のストレスやケンカによる怪我、特定の病気のリスクを軽減します。
- 地域住民とのトラブル軽減: 繁殖行動に伴う鳴き声や、猫が増えることによる糞尿被害を減らし、住民との関係を改善します。
- 猫たちの生活の質の向上: 飢えや病気に苦しむ猫を減らし、穏やかな生活を送れるようにします。
TNRは、単に猫の数を減らすことが目的ではありません。
猫たちの苦しみを減らし、人と猫が安心して暮らせる地域づくりへと繋がる活動です。
私たち一人ひとりが野良猫問題に関心を持ち、身近なところからできることを始めることで、
地域と猫が穏やかに共に生きる未来を築くことができます。
さくら耳の猫たちが地域に受け入れられ、あたたかく見守られる存在となるよう、
これからもTNR活動への理解と協力を深めていきたいと思います。
現在シェルターには40匹の保護猫たちが3部屋に分かれて生活をしております。
高齢の猫ちゃんや人慣れしていない子、エイズキャリア、白血病キャリアの子など譲渡が難しい子たちもおります。
そういった猫たちのご飯代や医療費、消耗品も継続的に必要となっております。
物価高騰の折、冷暖房費も大変重くのしかかっております。
支援金の使い道



シェルターの継続、保護活動継続の為にお力を貸してください。
皆さまからいただいたご支援は、以下のように猫たちのために直接活用されます。
医療費、フード代、猫砂、ペットシート、ティッシュなどの消耗品
譲渡活動のための運営費(譲渡会開催、広報活動など)
これらは猫たちの命を守るために欠かせない費用であり、ご支援ひとつひとつが猫の未来をつなぐ力になります。

