私たちの取り組む課題
高校生は、進学や就職で人生の大きな選択を迫られる時期を過ごしているにもかかわらず、社会や学問について深く知り、主体的に進路選択ができる環境があまりないという問題があります。実際に、「大学受験をやり直せるとしたらどの大学/学部を選びますか?」という問いを大学生に投げかけると、おおよそ3人に2人が「違う選択をする」(ディスコ調べ)と回答しています。この回答の背景には、今と違った大学/学部に行きたいという考えもあるとは思いますが、大半が、その大学/学部で具体的に何を学びたいのか明確でないまま進路選択をしたということにあるのです。
なぜこの課題に取り組むか
「人生 100 年時代」 や「第四次産業革命」が注目され、「課題解決型人材」の輩出に向けて全国的に、教育・学びの改革が進んでいます。日本の高等学校教育においては 2022 年度に新学習指導要領「生きる力 学びの、その先へ」がスタート。主体的・対話的で深い学びに注目があつまっています。こうした流れの中で「 BEAU 」の前身となる組織「高校生団体BEAU 」では、 2017 年以来、地方の高校生が地域社会で主体的に学ぶ環境の創出や、実践的な社会経験を通してグローカル人材を育てることを目的として活動を行ってきました。そうして培ったノウハウや経験をもとに 2019 年 9 月より教育機関として「正統的周辺参加論」や「状況的学習」、「地域社会教育」の領域を専門に研究事業、社会事業を実施してきました。その中で、進学や就職で人生の大きな選択を迫られる高校という時期であるにもかかわらず、社会や学問について深く知り、主体的に進路選択ができる環境が高校生にはあまりないという問題に着目しました。その問題を解決すべく、2020 年 1 月、高校生の知的好奇心をリミッター無しで追求することができる社会の実験室(ラボ)として、 地域密着型探究学習プログラム 「BEAU LABO」をリリースしました。
寄付金の使い道
企画コーディネート費
※多くの高校生にとって実のあるプログラムを企画するための費用
広告宣伝費(チラシ、Web広告)
※多くの高校生に知ってもらうための費用
プログラム運営費
※多くの高校生に確実にプログラムを提供し、地域の社会教育基盤を強化するための費用