私たちの取り組む課題
〈繋げる〉数々のアート・プロジェクトを通して、地域や人と繋がること
〈つくる〉アート・インクルージョン・ファクトリーでのアートグッズの制作など
〈仕事にする〉所属するスタッフの工賃や社会的地位の向上のために日々の活動からうまれるモノやコトを仕事にすること
年齢や性別、国籍、障害の有無、そしてアートに関心があるかどうかも問わず、あらゆる人が参加できるアート・プロジェクトを様々な形で模索し続け、「自分が自分らしくいられる場をつくる」ことに取り組んでいます。
なぜこの課題に取り組むか
学校や会社、何かしらのコミュニティーに入っていると、その中で人は誰にとっても違和感がなく、普通の人のように溶け込むことに無意識に意識を働かせていることがあります。生活の中で誰とも関わらないというのは不可能で”自分らしく生きる”というのはとても難しいことです。誰かの”自分らしさ”というのは他の誰かにとっては全てを理解することはできないよく分からないものであり、そこで生じる感覚のずれが違和感や不安になることもあります。そこで人はマナーやルールを見直し、規則を作ってそれを守り団体の中ではそれに適応するということが簡単です。しかし、その規則からどうしても漏れてしまう人たちもいます。アート・インクルージョン・ファクトリーは障害福祉施設ではありますが、企画するアート・プロジェクトは時には居場所として誰もが”自分らしくいられる場”を目指して活動を続けることが必要だと考えています。
アート・プロジェクトやコミュニティー・アートは誰か一人の気持ちや力でできるものではなく、何かを感じた人たちのそれぞれの力によってつくられる運動です。コロナ禍で活動が制限される中でも生活の中に表現活動があり、それはとどまることなく活動は続きます。” 何になりたいか” でもなく、自分が “自分らしく生きる幸せ” と、他の人が” 自分らしく生きる幸せ” との間にどう折り合いをつけていくかという、そのことに取り組む価値があるのではないかと思っています。
寄付金の使い道
ご寄付は所属する障害のあるアーティストたちの画材や活動に使わせて頂きます。
活動中、毎日使うのが紙やペン、絵具などの消耗品です。
アート・インクルージョン・ファクトリーでは、作品やオリジナルグッズを販売することでアーティストの工賃を作っています。
頂いたご寄付は表現活動に必要な画材や備品などに大切に使わせて頂きます。