私たちの取り組む課題



「スポーツ活動」
入所する子どもたちには、外部との関わりをあまり持たずに暮らしてきた子たちも多くいます。
スポーツを通じて健全な肉体と精神を育て、地域社会とつながることで社会性を身に着け、自立後も、社会的孤立を防ぐことを目的としています。
具体的には地元のスポーツクラブとの繋がりがあり、入所する子どもたちも活動に参加できるプログラムを整備しています。
特にチームで行うスポーツは、活発なコミュニケーションが必要になります。
多くの人と関わりながらプレーする事で、社会に出てからも必要なスキルが身に着けられると考えます。
「アニマルセラピー」
あおぞら育成会では、動物保護の観点から地域の保護猫1~3匹を施設に迎え、ホーム猫として子どもたちと一緒に暮らすことを決めました。
自立援助ホームに入所する子どもたちの中には、幼少期から虐待やネグレクト(育児放棄や育児怠慢)を受けてきた子も非常に多いです。
過去のトラウマを克服することは難しいですが、ホーム猫との触れ合いを通じて少しづつ心のケアを進めていきたいと考えています。
また、保護したホーム猫は生涯面倒をみるという事業も同時に行います。
傷ついた者同士が心を寄せ合いながら、共に安心して暮らせるホームを目指します。
なぜこの課題に取り組むか



今回の事業を始めるきっかけは、私の過去の体験が大きく関係しています。
以前老人デイサービスで介護福祉士として勤務していた際、送迎で伺ったお宅で養育環境に恵まれない子供たちの姿を目の当たりにしました。
両親がいなくなり祖父母宅で暮らしたり、就学、就労をせず1日自宅で過ごしていたり・・・・・。
もし祖父母が亡くなったら、この子たちはどうなってしまうのだろう。
自宅に引きこもる生活から、自立して社会にでていくことはできるのだろうか。
送迎で訪れるたびに、そこで暮らす子どもたちの生活へ思いをはせるようになりました。
きっと望んでその生活を送っているわけではない。
なにかきっかけさえあれば、子どもたちがもっと穏やかに自立して生活することができるのではないだろうか。
その思いを実現するために、一般社団法人あおぞら育成会を立ち上げました。
自立援助ホームという施設の役割を知っていただき、少しでも私たちの思いに共感してくださる方がいれば大変うれしく思います。
寄付金の使い道



・子供たちの月額施設利用料を無料にしたい。
・ホーム運営費(県措置費、暫定払い制度による運営の不安定さの補填)
・子供たちのスポーツクラブ活動等の活動費
・ホーム猫(保護猫)の医療費、ご飯代等