私たちの取り組む課題
NPO法人アラジとは?
私たちNPO法人アラジ(特定非営利活動法人Alazi Dream Project)は2014年に任意団体として創設、2017年にNPO法人化してから、延べ9年間で2,004名の最貧困家庭の子どもたちに、公教育への復学機会を提供してきました。
2023年4月にNPO法人として7期目を迎えた私たちは、これからも「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」をビジョンに、現地シエラレオネの人々の尊厳を守りながら真摯に活動を続けてまいります。
代表理事 下里夢美
なぜこの課題に取り組むか
代表理事・下里夢美(30)ご挨拶
Syncableページをご覧になってくださっている皆様、はじめまして、特定非営利活動法人Alazi Dream Project代表理事の下里夢美(しもさとゆめみ)です。
NPO法人アラジは「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」をビジョンに、”世界で最も命の短い国”といわれている、シエラレオネ共和国への人々の教育と就労のサポートを行っています。
世界には、叶えたい大きな夢を抱いても、一日一日を生きるために精一杯で、夢を叶えるチャンスを逃し、夢をあきらめざるを得ない状況で生きている人たちがたくさんいます。特に西アフリカのシエラレオネ共和国は、世界で一番いのちの短い国と言われ、国民の約40%が、国連の定めた貧困ライン以下(1日$1.9以下)の基準で生活しています。「勉強がしたい」と願っても叶わない子どもたちがまだまだたくさんいるのが現状です。
高校2年生の時に、TV番組「世界がもし100人の村だったら」を視聴し、衝撃を受けました。わずか8歳のシエラレオネの男の子「アラジ君」が下の兄弟を養うために、必死でダイヤモンド鉱山で鉄くずを探して生活しているのです。彼は、シエラレオネ共和国で10年以上続いた内戦により、反政府軍のゲリラに目の前で両親を殺されていました。シエラレオネ共和国に強く惹きつけられた私は、「国際協力」の専攻できる桜美林大学に進学しました。ですが、調べれば調べるほど、シエラレオネについて知っている人はおろか、専門に活動する民間NGOや学生団体が日本に存在しないことに気がつきました。
シエラレオネの経済は内戦で壊滅状態。やっと復興の兆しが見えつつあった2016年にはエボラ出血熱が襲いました。「私がやるしかない!シエラレオネをなんとかしたい!」そう思い至り、卒業後にNPO法人アラジの前進となる任意団体を設立。無我夢中で一人暮らし・アルバイトをしながら5度の渡航を行い、気が付けば大勢の応援者に支えられ、現地で4つの支援プロジェクトを立ち上げるまでにいたりました。
そして皆様のご支援あり、今では自分の人生になくてはならない国際協力を仕事にすることができています。
「シエラレオネの貧困問題を根本から解決する」そのために、70歳まで、シエラレオネ共和国に挑戦し続けます。
寄付金の使い道
今年度の活動目標~20,700名にアプローチしたい!~
今年は、4つのプログラムで、20,700名にサポートを届けたい!
月500円から継続してご支援いただけるマンスリーサポーターを
《あと300名》募集しています。
私たちは、様々な状況により最貧困状態に陥るシエラレオネの貧困家庭の子ども達に、以下の支援事業を実施してます。
最貧困家庭の子ども「現金給付支援」
18名(2022年度)→2023年度は50名へ!
都市部の公立小学校と連携して、最も困難な貧困家庭の子どもをサポートする、毎月の「奨学金給付支援」を実施します。
農村部 「小学校支援」
1校:361名(2022年度)→2023年度は2校:464名へ!
教育省と連携して、サポートが必要な未承認小学校の運営補助をする、毎月の「小学校定額給付支援」を実施します。
ケネマ県 10代シングルマザー復学支援
52名(2022年度)→2023年度は100名へ!
若年妊娠により学校を退学した少女の初等教育復学のための、毎月の「奨学金給付支援」を実施します。
中高生 性教育プログラム
20,936名(2022年度)→2022年度は40校/10,000名へ!
若年妊娠の根本解決を目指す中高生男子を中心とした「性教育プログラム」を実施します。
今年は、あと300名のマンスリーサポーターを募集しています!