私たちの取り組む課題
日本には「向こう三軒両隣」という気風が根付いており、そこには「困った時にはお互いさま」という目には見えない、助け合いの「地域の輪」がありました。
しかし、20年前には67.9%だった町内会・自治会の加入率は令和4年4月時点では42.8%となっているなど、時代の移り変わりによる家族構成や生活様式の変化を背景に、地域や隣近所とのつながりは少しずつ、確実に希薄化してきております。
また、一人ひとりの生活課題も多様化し、従来の福祉サービスだけでは全てをカバーすることができなくなっていることも大きな課題の一つです。
あきる野市社会福祉協議会では、このような課題に対し、住民の皆さんの参加による助け合いの活動や社協独自の取組みを通じ、また、市内ボランティア団体や行政等各種関連機関との連携により、高齢者や障がい者等が孤立しない「地域の輪 笑顔でお互いさまのまち あきる野をめざして」を進めています。
なぜこの課題に取り組むか
前述したとおり、私たちは「地域の輪 笑顔でお互いさまのまち あきる野をめざして」を進めるために上記の課題に取り組んでいます。そのために、本会では第5期あきる野市地域福祉活動計画として、5つの基本目標を掲げています。
1 住民の主体的な地域福祉活動を支援する
私たちは家族、友人、向こう三軒両隣、そしてさらに地域のつながりを築くことができる様々な活動を支援しています。
例)市民チャリティゴルフ大会実行委員会事務局、夏!体験ボランティア事業、ふれあいサロン事業等
2 住民とともにおこなう地域福祉事業を進める
社協の福祉サービスの多くは、住民の協力が不可欠です。社協は、住民とともにおこなう福祉サービスを通して、「地域共生社会」の実現を目指しています。
例)ふれあい食事サービス事業、家事援助サービス事業、移送サービス事業、福祉理容サービス事業等
3 公的サービスの提供や相談支援体制を充実する
社協の事業には、介護保険事業や障がい者施設の運営など、法律に基づいて運営しているものがあります。また、少子高齢化が進行する社会の中、あきる野市において安心して自分らしい生活が続けられるよう、住民からの相談に対応しています。
例)こすもす福祉作業所の運営、希望の家の運営の受託、ひばり分室の運営の受託、訪問介護事業、地域福祉権利擁護事業の受託、生活福祉資金貸付事業の受託等
4 情報の発信・PRを強化し、安定した組織運営を行う
今後も社協が住民にとって必要な組織であるためには、安定した財源の確保や住民への認知度が重要です。そのためには、住民の皆さまに社協を理解してもらえるよう様々なツールを活用した情報発信を行っています。
例)広報「あいネットあきる野」の発行、社協ホームページの充実、FaceBookによる発信等
5 今後、社協に期待される事業について検討する
福祉業界の大きな変化の流れの中で、今後、社協に期待が寄せられている事業について、経営的観点において検討するとともに、地域住民にとって社協の役割を強く感じてもらえるよう努めています。
例)地域福祉コーディネーター事業
寄付金の使い道
1 寄附金
いただいた寄附金は、以下の事業に活用させていただいております。
例)ふれあい福祉委員会事業、ふれあいサロン事業、ボランティア活動推進事業等、夏!体験ボランティア事業、ボランティア・市民活動団体事業助成事業等
2 個人会員会費及び団体会員会費
ご協力いただきました個人会員会費及び団体会員会費は、以下の事業に活用させていただいております。
例)ふれあい食事サービス事業、家事援助サービス事業、移送サービス事業、福祉理容サービス事業、市民チャリティゴルフ大会実行委員会事務局等