私たちの取り組む課題



学校に行けないことで、未来まであきらめなくていい社会へ。
学校に行けなくなったとき、失われるのは授業を受ける機会だけではありません。
友達と遊ぶ時間、誰かとご飯を食べる時間、家族以外の大人に話を聞いてもらう機会。
学校を通してつながっていた人や場所から遠ざかり、親子だけで不安を抱えることがあります。
そこに、本人の甘えや親の育て方を責める言葉が重なれば、子どもも保護者も自分を責め、ますます助けを求めにくくなります。
学校に行っていても、行っていなくても、子どもが安心して学び、人と出会い、自分の未来を考えられること。
そのための選択肢を、家庭の経済状況や住んでいる地域に左右されずに持てること。それが、僕たちの目指す社会です。
NPO法人ここは、2008年から大阪を拠点に、学校外の学びの場「フリースクールkoko」を運営しています。
子どもたちとの日々の関わりに加え、保護者の相談や親の会、学校や教育委員会・企業との連携にも取り組んでいます。
子どもが安心して過ごせる場所をつくり、親子が孤立せずに暮らせるつながりを増やす。そして、不登校によって生じる学びや進路、経済面の不利益を減らしていく。
それが僕たちの取り組む課題です。
なぜこの課題に取り組むか



「助けて」と言える人や場所が、その子の未来を支えるから。
kokoが考える自立は、「依存先を増やし社会参画すること」です。
困ったときに相談できる人がいる。
自分に合う学びの場や、安心して過ごせる場所を選べる。誰かの力を借りながら、自分も誰かと関わって生きていく。
そうしたつながりを、子どものうちから増やしていきたいと考えています。
kokoでは、一緒にご飯をつくり、勉強し、遊び、キャンプや地域の活動に出かけます。
自分たちのことを話し合って決めたり、たこ焼きの販売などを通して仕事を経験したりもします。
その中で、自分の得意なことや苦手なことを知り、人に頼り、誰かの役に立つ喜びに出会っていきます。
大切にしているのは、一人ひとりの気持ちやペースを確かめながら、その子が踏み出そうとする一歩を一緒に考えること。
学校への復帰や進学も、その先にある長い人生の中で捉えています。卒業してからも、しんどくなったら相談できる関係を続けていきます。
そして、目の前の子どもを支えることと同時に、親子を孤立させる社会のあり方にも働きかけます。
学校や行政、地域、企業とつながり、子どもたちの声を届け、学びや居場所の選択肢を広げていきます。
子どもたちの5年後、10年後の笑顔を、一緒につくりたい。
その思いで、子どもたちや保護者、スタッフ、地域の皆さんと歩み続けています。
支援金の使い道



kokoを続けていくことが難しくなっています。
18年間、なんとか続けてきました。
でも、フリースクールには、学校のように安定した公的な支援があるわけではありません。
場所を借り、スタッフを雇い、毎日子どもたちを迎える。
その当たり前の日常を続けるには、お金がかかります。
すべてを月謝でまかなおうとすれば、通える家庭は限られてしまいます。
だからといって、スタッフが無給のボランティアとして身を削り続けなければ成り立たない、というのも違うと思っています。
子どもたちの居場所を、家庭の経済力や、誰かの自己犠牲だけに委ねたくありません。
こういう場所が必要だと思う人たちみんなで、支えられるようにしたい。
そのために、みなさんの力を貸してください。
いただいた寄付は、スタッフの人件費や家賃をはじめ、4つの校舎を運営し、子どもたちの日々の居場所を守っていくために使わせていただきます。
学校に行けなくなっても、大丈夫。
行ける場所は、ほかにもある。
頼れる人も、ほかにもいる。
そんな社会をつくるために、kokoをこれからも続けていきたいと思っています。
kokoを、応援してください。
フリースクールkoko
三科元明

