私たちの取り組む課題
私たちは2008年の設立から16年間、学校外の学びの場・居場所づくりを続け、様々な理由で学校に行けない子どもたちを200名以上社会に送り出してきました。
「みんな学校に行っているのに、お前はなぜ行けないんだ!」
「そんな甘えてばっかりいて、社会に出て通用しないぞ!」
いじめや人間関係などを理由に学校に行けない子どもたちは、周りの大人からも責められ、
「自分は自分でいい」と認められる居場所を家にも学校にも確保できなくなることがあります。
また、学校に行けなかった過去の自分を前向きに捉えることができず、不登校を経験した子どもたちは社会に出ても自立できないという課題があります。
中には、学校に行くか命を絶ってしまうかの二択を迫られる子どももいます。
【18歳以下の子どもが自ら命を絶ってしまう時期は、長期休み明け前後が年間を通して最も多い。】
そんな子どもたちの命を守る居場所として、学校に行けなかった過去を乗り越えるべきものとしてではなく前向きに捉えることのできる経験として育み、社会へのステップアップのための居場所としてフリースクールを運営しています。
学校に行っていても行っていなくても、全ての子どもたちが自分らしく自立をすることができる社会の創造を目指します。
なぜこの課題に取り組むか
僕たちは、全ての子どもたちが社会で自立するために必要なチカラを身につけることができる教育を受けるための居場所が、日本全国にもっとたくさん必要だと考えています。
学校に行けなければどこにも居場所や学びの場がない社会は、子どもの教育を受ける権利の行使を妨げることにもなりかねません。
全国に30万人いるといわれている不登校の子どもたち。
その子どもたちの受け皿が今の日本には圧倒的に少なく、フリースクールなどの民間施設に通える子もわずか数パーセントです。
【もっと早く「ここ」があることを知りたかった…」】
生徒にこう言われた時は、胸が張り裂ける思いでした。
家族とのトラブルや学校の先生との問題を長い期間、抱え込んでいたことを知ると
もっと情報が届くように発信できていたらと自分の不甲斐なさや自分の無力感を感じます。
フリースクールには、公的支援が一切ありません。
たくさんの方々のご協力があってこそ「ここ」は継続することができています。
現在通ってくれている生徒たちのためにも、これから通う子どもたちのためにも、
そして私たちのビジョン【学校に行く行かないに関わらず誰もが受け入れられ自立できる社会を作る】ためにも、ご協力よろしくお願いします。
寄付金の使い道
ご寄付いただいたお金は、経済的な理由でフリースクールに通うことが困難なご家庭の子どもの活動費(月謝の減免、イベントへの参加費)として使わせていただきます。