私たちの取り組む課題
経済的に困難な状況にある子ども達の中には、さらに複雑な困難を抱えているこども達がいます。そのしんどさは表面から見えにくく、こどもたちは誰にも相談できずにいます。親の体調不良により甘えたい時期に甘える環境にないこども達や、学習機会・体験の機会が不足しているこども達がいます。
親子が孤立していることで、情報格差が生じています。本来つながるべき制度や専門機関につながっていないケースや、せっかくつながった社会資源からも途中で途切れてしまう場合があります。親子が適切な支援を受け、自立できる状態になるまで、親子を伴走しながらソーシャルワークする人が必要です。
複雑な困難を抱えSOSを出すことができずにしんどさを抱え込んでいるこども達が、こどもらしい時間を過ごせるよう、生活環境を整え、食や学び、体験の機会を提供します。こども達の声を聴ける大人がこども達の成長を見守ります。
親子が一緒に安心して暮らせるように、必要に応じて行政や連携団体など専門機関につなぎます。すべてのこども達がおやごさんの状況に左右されずに自分の進路を選び、自分で未来を切り開けるよう伴走支援をしていきます。
なぜこの課題に取り組むか
これまでの活動を通してたくさんの親子に出会ってきました。その中で、様々な子育ての課題を目の当たりにしてきました。出会った家族の中には、社会から孤立し、困難な状態から抜け出せない多くのひとり親の親子がいました。私たちがその親子のために何ができるのかを考えていくうちに、
こどもたちの孤立を防ぐ活動をしたい
こどもたちの尊厳が守られる社会を作りたい
こどもたちを暴力から守りたい
そのような思いに達しました。
こどもの成長には、長期的な視野に立った伴走が必要であり、より専門性が求められます。また、地域の中で親子を支えられる環境が必要です。
そのために、ひとり親家庭の親子や困難な状況にある家族の支援を進めていきたいと思います。これからこども達を支える活動を続けていくために、この度「こどもサポートステーション・たねとしずく」を設立するに至りました。ぜひともこの活動が安定し多くのこども達の支援ができるよう、応援のほどよろしくお願いいたします。
寄付金の使い道
いただいた寄付金はこども達の支援のために使わせていただきます。
具体的には
①訪問型家事・育児支援の活動費
②こどもの居場所支援の活動費
③食料支援の調達費
などになります。
3,000円のご寄付でこども図書館用に漫画や本を3冊程度購入することができます。
5,000円のご寄付で5家庭に対して、1回分の食料支援を行うことができます。
10,000円のご寄付で困難な状況のこどもの家を2回訪問して、家事や生活の支援を行うことができます。