私たちの取り組む課題
社会的養護の子ども達・若者達を主な対象とし、まなびの場の提供、YouTube配信、学費支援、就労支援などの様々な点からサポートを行います。
なぜこの課題に取り組むか
虐待、貧困、親との死別。社会的養護のもとで生活する子ども達は、人一倍ケアが必要な状態の子がほとんどです。しかし、社会的養護の中では比較的手厚い養護を受けられる児童養護施設でさえ、慢性的な人手不足でケアが行き届かないなど、早急に解決されなければならない問題を数多く抱えています。さらには、社会的養護の枠組みからこぼれ落ちてしまい、児童養護施設にすら入れずに「自立を余儀なくされる子ども達」がいます。
「家庭」という誰もがあたりまえに持つと思われがちな基盤を持たない子ども達は、 自立に向けての船出の時点で、すでにさまざまな困難を抱えています。家庭では親や親戚などのまわりの大人に相談できますが、彼らには相談できる大人がいません。また、人への信頼、尊厳が欠如していることもあります。
彼らは生き延びるための「あたりまえ」を持たないだけではありません。長年の虐待や周囲の偏見のために情緒的精神的に不安定になっていたり、健全な人間関係を結ぶことが困難になっている子もいます。自暴自棄になっている子もいます。
一見何も問題がなく見える悟られないようにしている子もいます。
そんな子ども達は一見「単なるやる気のない怠け者」に見えても、実は深い無価値感や絶望感に打ちのめされて「もうこれ以上は頑張れない」状態に陥ってしまっているのです。
大人の事情によりこれだけの困難を抱えた子ども達・若者達を、社会全体が家族・応援団となって見守り、サポートを行います。
寄付金の使い道
社会的養護の子ども達・若者達のための各プロジェクトの運営、また奨学金を受けられない若者達の学費支援・医療費等に使用させていただきます。
各プロジェクトの運営費用は、まなびの場の経費(講師費用その他)およびYouTube制作費となります。