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すべての人が自他の本来の力を尊重し歓びを感じられる社会

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私たちの取り組む課題

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プリズンヨガサポートセンターは、

・刑務所等の刑事施設で拘禁されている人々や退所後に犯罪からの更生を目指す人々が、刑事施設内外でヨガ・瞑想の実践を行うことができる環境を実現します。

・ヨガ、瞑想の実践を通して、実践者が本来の力に気づき、真に在りたい自分に近づくことができる状況を作ります。

・実践者が自分の状態に気付き、ありのままの自分自身を受容することで、受刑に至る直接的な原因とその背景との関わりの変容を促し、犯罪となる手段を経ることなく、生きる歓びを感じられる状況を実現します。



なぜこの課題に取り組むか

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⚫刑罰の目的とは?

凶悪な犯罪が起こり、センセーショナルな報道を観るたびに、加害者へ相応の罰が与えられて当然だと思うことがあると思います。相応の罰とは、厳しければ厳しいほどよいのでしょうか?長期間の拘禁や厳しい生活条件を科しても、出所後に再び犯罪を繰り返してしまうのでは、社会が犯罪に十分に対応できているとは言えないのではないでしょうか?

受刑中の人々は、受刑に至るまでの過程で、子どもの頃に虐待を受けたり、教育過程や社会生活の中で不遇を経験したり、一筋縄ではいかない困難を経験していることが多くあります。そのため、自尊心が低くなりがちです。様々な要因が絡まり合い、時の運も重なり、結果として犯罪への関与という最悪の結果が起こることがあります。悪いことをしたから厳しい罰を与えるというだけでは、そもそもの犯罪の背景にある問題に適切にアプローチすることはできません。その結果、再び、幾度となく犯罪が繰り返されてしまうという悲しい連鎖が起こります。

プリズンヨガサポートセンターでは、どのような形で刑罰が科されたとしても、再び社会に戻った時に、更生して、きちんとした生活基盤を築き、犯罪に二度と関わることがなくなることが重要だと考えます。


⚫犯罪からの更生とは?

では、更生している状態とはどのような状態でしょうか?犯罪に関与した人の更生の理論であるグッドライフモデルでは、人が本来持っている価値観のなかでも特に大切にしている価値観が満たされる人生を送ることで、結果として犯罪との関わりから距離を置く人生を歩むことができると考えています。逆に、人が大切にしている価値観を満たすために講じる手段が法に触れる時に、その手段が犯罪とされ処罰されます。法に触れない、社会的に許容された方法でその価値観を満たすことができれば、犯罪という手段に頼らずに、その人の大切にしている価値観を満たす人生を送ることができます。その結果として、犯罪に関わる必要がなくなり更生が促進されます。つまり、自分自身を大切にすることができれば、他者を大切にすることにもつながると言えるのです。


⚫私たちが目指すもの

プリズンヨガサポートセンターでは、ヨガや瞑想の実践が、実践者の人生を豊かにし、受刑者の更生を促すと考えています。これは、受刑者という対象に限らず、ヨガや瞑想の恩恵を感じたことがある方にはイメージしやすいと思います。ヨガや瞑想を通して生まれるマインドフルネスという心理状態が、自尊感情を高めたり、ストレスや不安を感じにくくしたり、他者との関係性の改善に役だったりと様々な影響を与えます。

このような影響は、グッドライフモデルに基づくと、実践者が持つ価値観の充足に良い影響を与え、犯罪からの更生を促進する効果があると考えられます。受刑中の方が、自身のありのままの存在を受け入れて、慈しみを感じることで、自尊心の向上が促されることも期待されます。プリズンヨガサポートセンターは、ヨガ、瞑想の実践を通して、犯罪に関与した方々がより良い人生を歩むことをサポートしたいと考えています。さらに、更生が促進され、社会にある不幸の連鎖を断ち、誰もが歓びを感じて生きられる社会の実現を目指し、継続的な取り組みをしたいと考えています。


⚫プリズンヨガという選択肢の可能性

プリズンヨガサポートセンターは、既存の受刑者や出所者を対象に行われている更生支援プログラムを否定するものではありません。また、ヨガや瞑想の実践のみで犯罪からの更生が実現されると考えているわけでもありません。衣食住といった生活のための基盤は必須の要素であることは間違いありません。プリズンヨガ(ヨガ・瞑想)は、他の更生支援の取り組みを補完するものです。

また、プリズンヨガ以外にも更生を促す取り組みはたくさんあり得るかもしれません。しかし、私たちは、プリズンヨガはその実践に必要な費用が極めて安価で実現できる可能性が高く、費用面では、刑事施設としても実施しやすい施策であると考えています。さらに、現在の日本の刑務所等での生活上の制限がある中でも、すべてではありませんが、実践可能なものが多くあります。現在の日本の刑務所の状況を考えたときに、プリズンヨガという選択肢を実現する意義は大きいと言えます。

寄付金の使い道

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刑務所等の刑事施設内でヨガ・瞑想の実践を始めたい方にお送りする情報をまとめた「受刑者のためのヨガ・瞑想ガイド」を製作し、より効果的な資料を提供するために、改善をしていきます。このガイドを希望する受刑中の方々にお送りし、文通を通じたヨガ・瞑想の実践のためのパーソナルサポートを行うための費用にご支援を活用いたします。具体的には、提供資料の製作・改善のための調査研究費、印刷製本費、送料、消耗品費、事業データを管理するためのソフトウェアの利用料などにご支援を活用します。

また、今後パーソナルサポート事業の効果を測定するための調査手法の整備のための調査研究のための活動費にも活用いたします。

その他、プリズンヨガサポートセンターの活動を必要としてる方々や、様々な形で活動を支えてくださる方に情報を届けるための広報活動や、団体としての基盤を整備し、適切な情報管理を行うためにも、ご支援を活用していきたいと考えています。

〒1080014

東京都港区芝4-7-1西山ビル4階mingle内

https://pyscjapan.org/

代表:松浦亮輔

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