私たちの取り組む課題
ベトナム戦争が残した「負の遺産」
1955年頃~1975年4月30日まで、約20年もの間、インドシナ半島(現在のベトナム・カンボジア・ラオス)を巡って起きたのが「ベトナム戦争」です。
私たちはNPO法人インドシナの平和と子供を守る会を設立前から、慈善活動を行ってきました。
カンボジアでは井戸建設、ラオスではナムアン村地域復興プロジェクトの一貫として校舎・図書館などの建設、
ベトナムでは、孤児院でのボランティア活動、寄付活動、交流事業など様々な活動して参りました。
3カ国にまたがり長年活動を行い気付いたことは「今なおベトナム戦争の負の遺産」が人々に与えている」ということです。
ベトナムでは第4世代が産まれてくる今でも枯葉剤の影響により奇形児が産まれ、ラオスでは不発弾、カンボジアでは地雷により、多くの尊い人命が奪われています。
なぜこの課題に取り組むか
私たちは、これまでの活動支援をする中で、教育の重要性を認識し、教育こそが困難を乗り込え、生き抜くために必要で平和につながると考えるようになりました。
ベトナム・カンボジア・ラオスの一部地域では、最低限の義務教育を修了できても、働き口はなく多くの人は出稼ぎに出るほかない状況で、生活のすぐそばに人身売買の危険や、過酷なプランテーション労働があるという、負の連鎖、悪循環が繰り返されていました。
教育を受けれないことが貧しさに繋がり、貧しさが生み出す負の連鎖が繰り返される実情を見て、教育こそが負の連鎖を断ち切ることが出来ると信じ活動を行います。
また、これまでの任意団体として行ってきた活動をNPO法人として、活動の規模を拡大し、より多くの人々に支援を届けていきます。
同じ障害を持った人や、同じ環境で育った人たちがどのように困難を乗り越えたかを伝える講演活動や、職業訓練所の設立、地方自治体(人民委員会)と連携した医療支援、教育支援、生活支援活動を実施し、子供達の“生きる権利”“平和な地域&生活”を守り、安心した生活を送れる環境を作るために活動を行います。
寄付金の使い道
皆様から頂いたご支援金は各プロジェクトによってインドシナの子供達の教育支援活動及び平和活動に使わせて頂きます。