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Listening to Communities(LtoC)

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タイ国境で暮らすミャンマーの難民・避難民の人々や、弱い立場にある移民の人々を支援しています。子どもの教育支援、遠隔地の孤立世帯支援のほか、日本の学生と現地をつなぐ教育・交流活動を行っています。

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私たちの取り組む課題

Listening to Communities (LtoC) とは?


タイ国境で暮らすミャンマーの人々を支援する国際協力NGOです。LtoCが活動するミャンマーと国境を接するタイの国境地域には、タイ人の人口を上回るとされるミャンマーの土地を追われた難民・避難民の人々や、弱い立場に置かれた移民の人々が暮らしています。私たちは、そのなかでも支援の届きにくい人々を対象としています。また、日本の学生に現地ボランティアの機会を提供することで、日本とミャンマーをつなぐ教育・交流活動を行っています。

なぜこの課題に取り組むか

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代表からご挨拶


Syncableページをご覧になってくださっている皆さま、はじめまして。任意団体Listening to Communities (LtoC) 代表の大場翠(おおばみどり)です。およそ10年以上、国際協力NGOで働いてきました。


これまで公的資金をはじめとする大きな助成金での事業を担当する中で、多くの可能性を秘める現地を「プロジェクト」につき合わせてしまいかねない感覚や、助成金の運用・獲得のための手段と、現地を支えるという本来の目的が逆転するような違和感を感じてきました。また、素直に現地と知り合い、一人一人と向き合うことは、時として必ずしもプロフェッショナルは振る舞いではありません。


職業・プロとしてNGOに携わる軸を持ちながらも、もう少し純粋に現地と関わり合いたいと思い、任意団体Listening to Communities (LtoC) を立ち上げました。研究や子育てと両立しながらになりますが、皆さんと一緒に、ゆっくりと時間をかけながらLtoCを育てていきたいと願っています。


*代表の詳細プロフィールは、ページ下部でご確認いただけます。

寄付金の使い道

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①子どもの教育支援


ミャンマーと国境を接するタイのターク県には、64校の移民学校(Migrant Learning Center, MLC)があります(2024年3月現在)。MLCはタイ教育省から非公式教育を提供することを認められた教育機関であり、従来から、経済的、紛争被害など政治的な理由で越境したミャンマーの子どもたちへ教育の機会を与えてきました。


同じくターク県には、64校の移民学校(MLC)としては認定されていないけれど、同じようにミャンマーの子どもたちに教育を提供している学校が複数あります。それらの学校は支援の対象から外されやすく、ドナーの目にもとまりにくいという課題を抱えています。そこで、LtoCでは、支援の届きにくいMLCとしては認定されていない学校を主な対象として、子どもの教育支援を行っています。


②遠隔地の孤立世帯支援


ミャンマーとタイの間の主要な越境地点は、タイのターク県のメーソートという町です。メーソートにおける支援のニーズは深刻で、多くの支援組織がミャンマーの難民・避難民の人々への支援を提供しています。メーソートから離れた地域にもミャンマーの人々が困難のなかで暮らしていますが、支援の多くがメーソートに集中しているのが現状です。そこで、LtoCでは、他から支援を受ける機会に恵まれない遠隔地を対象に、親元を離れて暮らすミャンマーの難民・避難民の子どもたちや、彼らを支える人たちの支援を行っています。


③日本の大学生と現地のミャンマーの学生との交流・教育事業


ミャンマーでは2021年にクーデターが起こりました。現地の人々はもちろんのこと、日本でビルマ語(ミャンマー語)やミャンマーの歴史・文化を学び、ミャンマーへの留学・訪問を心待ちにしていた日本の学生にも影響を与えています。クーデター後は大学から許可がおりず、ミャンマーへ行くこと自体が難しくなりました。


そこで、LtoCでは、ミャンマーへ行きたくても行けなかった日本人の学生に対してタイ国境でのボランティアの機会を提供することで、日本の学生とミャンマーをつなぐ教育・交流活動を行っています。これまで東京外国語大学と大阪大学のビルマ語専攻の学部生計2名が渡航し、無事に帰国しました。


クーデター後にはタイ国境へのミャンマー関係者の訪問が増加し、現地からは「語り疲れ」の声も聞かれます。LtoCが紹介するボランティアは全て現地からの要請に基づき決定します。また、機会の提供だけではなく、生活や情勢に関する情報提供や現地関係者の紹介などを通じて、渡航前・渡航中のサポートも行います。


* noteで活動報告や現地ボランティアを行う学生の奮闘記をお届けしています。ぜひご覧ください。⇨ https://note.com/ltoc

* LtoCでは、現地の人々の個人情報や安全安心を守るために、すべての活動をDo No HarmやChild Protectionの国際規範等に照らして進めます。


代表プロフィール


大場翠(おおばみどり)

1987年東京都生まれ。学部時代にタイの山岳少数民族に憧れ、チェンマイ大学短期留学中にアカ族の村でホームステイを体験。その後、アメリカ長期留学中に南アフリカでボランティア活動に参加。新卒で民間企業の海外営業職に就くも、人生との接点を見つけられずに国際協力NGOに転職。複数のNGOをはじめ、公益財団法人や開発コンサルにて、海外はミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ヨルダン、モーリシャス。国内は東日本大震災後の岩手県や台風被害を受けた千葉県南部での支援事業に携わる。


ミャンマーはカレン州とラカイン州に駐在しプロジェクトマネージャーや現地事務所代表を務めるほか、ヤンゴン事業を担当。実務を経て、30代で大学院進学。現在は博士課程に在学中(ミャンマーカレン州の帰還村を事例とした難民研究)。一児の母。


2009.4 ~ 民間企業 海外営業

2010.4 ~ 2015.3 認定NPO法人国境なき子どもたち 広報・支援者対応(途中、アイ・シー・ネット株式会社にて海外インターン)

2015.4 ~ 2016.8 認定NPO法人国境なき子どもたち ミャンマーカレン州駐在 プロジェクトマネージャー

2016.9 ~ 2017.10 公益財団法人日本生産性本部 国際協力部 ミャンマーヤンゴン事業 プロジェクトマネージャー

2017.10 ~ 2018.10 認定NPO法人ブリッジエーシアジャパン ミャンマーラカイン州駐在 現地事務所代表

2019 ~ 2020 認定NPO法人国際協力NGO センター、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンほか フリーランス業務委託

2021.10 ~ 2022.12 認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン ミャンマーおよびタイ国境における人道支援事業

2023.9 任意団体Listening to Communities (LtoC) 立ち上げ


2020.4 ~ 2023.3 東京外国語大学大学院 修士課程 / 2023.現在 同学博士課程 在学

2023.6 第11回若手難民研究者奨励賞


青山学院大学、静岡県立大学、新潟翠江高等学校ほか「NPO論」「東南アジア社会論」「現代アジア交流論」など招待講義

ミャンマー手仕事のセレクトショップ Sapibi 店主


以上、2024年1月時点

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