私たちの取り組む課題
まちライブラリー@JimoKids石蔵秘密基地は、東京都北区滝野川にある築60年の元石蔵を改装した、子どもも大人も集い学べる「石蔵秘密基地byJimoKids」にて運営しています。
■人と人との繋がりの創出
現在300冊程ある蔵書は、石蔵秘密基地に関わる様々な方から寄贈していただいたものを中心に成り立っています。寄贈本にはそれぞれ寄贈者からのメッセージが寄せられており、寄贈者同士の繋がりが生まれることもあります。
運営は「本好き」という共通のテーマで集まった、世代も職業も幅広い『ライブラリーサポーターズ』が行っています。子どものこと、大人のこと、地域のことなどに着目した蔵書本は、どなたにでも無料で貸出しています。 近頃は「1日店主」制度を導入し、ライブラリーカウンターに自分好みの書籍を配置して来訪者とのおしゃべりを楽しんだり、小さなワークショップを開催したりと、まちと人との接点が生まれるような運営を目指しています。
■本を通じた「ありたい場作り」や「心がけ」の共有
ここへ出入りする誰かの日常に、ちょっとした変化が起きてほしい。ここに寄贈して頂いた本たちは、そんな想いがこめられたものばかりです。夕方以降の子どもたちの活動タイムにはライブラリーの本が参考図書として使用されて子ども達のひらめきにつながったり、毎日を必死に過ごすワーキングマザーが他の誰かの寄贈本で気持ちを切り替えるきっかけを得たり。単なる「本」としてではなく、近所で何かが起きる場としての機能も果たしています。
■第三の場(セーフティネット)
石蔵のライブラリースペースは全てのまちの人たちに開かれており、出入口には「こども110番」のステッカーも提示されています。「うちに帰ったら鍵がかかっていた」とつぶやきにくる小学生、「少し休んでもいいですか」と来店するご近所の障害児さん、などなど。普段から出入りしている場だからこそ、もしもの時にもいつもと同じようにふらりと立ち寄れる場でありたいと思います。
なぜこの課題に取り組むか
ライブラリーのある石蔵秘密基地は、子どもも大人も集い学べる場として運営していますが、特に子どもたちにとっては、自分の意思で立ち寄れる、自由で夢中になれる場でありたいと願っています。
そして、そこでは「先生」でも「親」でもない大人たちの存在を、ふわりと感じられるような、子ども達が望めば大人の手助けを引き出せるような、そんな役割を大人たちが担えたらと思います。
社会の変化に伴い、地域の人付き合いが昔に比べて難しい昨今。「本」を通じて人と人とのつながりが生まれ「子どもを地域で育てる」という取り組みに興味が高まればという思いで、このプロジェクトを進めてまいります。
寄付金の使い道
当プロジェクトではライブラリー運営に焦点をあて、寄付金を以下の費用に充てさせていただきます
・スペース維持費
・人件費(受付、等)
・イベント企画費(ワークショップ、等)
・広告宣伝費(各種ご案内、チラシ作成費)
・各種雑費(貸出票、寄贈本に貼付するメッセージカードの購入費、等)