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福島ダイアログ Fukushima Dialogue

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【かかわる誰もが自分の「復興」を実感するために】被災地福島の未来を皆で創るための対話のプラットフォームを目指します/ Creating a Future of Fukushima Together

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私たちの取り組む課題

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福島の未来をみんなで創る


大災害が起きれば、暮らしは大きな影響受けます。福島原発事故もそうでした。


災害からの「復興」は、しばしば困難に直面します。なかでも、どのような復興を目指すのかどんな未来を創りたいのかを共有できないことが、難しさに拍車をかけます。かかわる誰もが自分たちの復興だ未来を自分たちで作っているんだと実感できることが、持続可能な復興にはなにより大切なことだと私たちは考えます。

原子力災害には特有の、長期にわたる放射能への対応も必要となります。


私たちは、誰ひとり取り残さない福島の復興のために、みんなで福島の未来を創っていくための、確かな対話の方法論に基づいた、対話のプラットフォームをめざします。


Creating a Future of Fukushima Together


Recovery from disasters is often fraught with difficulties. The difficulty is compounded by the fact that there is no shared understanding of what kind of recovery is being sought and what kind of future people want to create.

We believe that the most important thing for a sustainable recovery is for everyone involved to feel that it is their own recovery and that they are creating their own future.

The nuclear disaster also requires a unique, long-term response to radiation.

We aim to be a platform for dialogue for the recovery of Fukushima so that no one is left behind and everyone is involved in creating the future of Fukushima.


なぜこの課題に取り組むか

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福島事故から12年経過しての現在の被災地の課題


福島事故から時間が経過し、復興の課題が複雑化すると同時に、地域や個人によって状況に大きな違いが生まれる一方、それが共有しにくくなっています。行政と関係者間、住民の連携や、事故後の経験の伝承も限定的です。意思決定の前提となる情報共有全般に課題があり、そのことが復興の進展にもかかわらず、閉塞感を生んでいます。


Current challenges in the affected areas 12 years after the Fukushima accident


As time has passed since the accident at Fukushima, the challenges of recovery of Fukushima have become more complex, while at the same time, there are significant differences in recovery situations between regions and individuals, which are difficult to share. Cooperation between the government and other relevant parties and between residents and the passing on of post-accident experiences are also limited. There are challenges in information sharing in general, which is a prerequisite for decision-making, and this has created a sense of stagnation despite the progress of the recovery process.



私たちの取り組み


福島ダイアログ(対話集会)では 2011年の福島原発事故から、その時々の福島の復興で課題となっているテーマを取り上げて、継続的に開催してきました。事故直後は、食品の安全性について、子育てについて、避難指示が解除される時期は、避難指示区域での生活上の課題について、最近では、処理水の海洋放出について、若い世代が復興についてどう考えているか、などです。


地元住民だけでなく、国内外の専門家、行政関係者、さまざまな団体・組織に属する人などが一同に会して、互いの言葉に耳を傾ける公平な、透明性のある場を作ることによって、互いの状況を共有し、意思疎通のための潤滑油になると同時に、参加者がそこで新しい人間関係や考えを得て、次の一歩を踏み出すための足がかりを提供してきました。


Our initiatives


The Fukushima Dialogue has been held on an ongoing basis since the Fukushima nuclear accident in 2011, taking up themes that have become issues in the recovery of Fukushima at that time. Immediately after the accident, we discussed food safety and childcare; when the evacuation orders were lifted, we discussed the challenges of living in the evacuation zone; more recently, we discussed the discharge of treated water into the sea and what the younger generation thinks about the recovery process.


By creating a fair and transparent forum where not only local residents, but also experts from home and abroad, government officials, and people from various groups and organizations could come together and share their situations, the Fukushima Dialogue served as a lubricant to help participants gain new relationships and ideas and as a springboard to take the next step. The results were widely disseminated outside the country through international participants and were highly appreciated.



寄付金の使い道

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年に1回のダイアログ(対話集会)の開催を軸に、福島の復興を支える国内外のネットワークを作り上げるために使わせていただきます


 本年度から、福島ダイアログの活動を持続可能なものにし、この先、長い期間がかかる福島の被災地復興により安定的に寄与できるよう、組織の強化に取り組んでいきます。

 活動を財政面から安定的に支援してくださる賛助会員を募集しています。


年1回、秋に 地域のステークホルダー(住民・関係者)から提案された共通の関心をテーマとするダイアログを開催

今年は10月14日(土)15日(日)に予定しています。(詳細は後日掲載)

14日は現地見学、15日は双葉町産業交流センターの会議室での対話集会を予定しています。

開催にあたっての費用に使わせていただきます。


復興分野で活動するNPO等と連携した現地での取り組み

被災地では多くの団体や個人が活動していますが、相互の情報交換や交流が少ないといわれています。

福島ダイアログでは、被災地で活動する組織や人たちをダイアログを通じてつなげたいと思っています。


実用的放射線防護文化や共同専門知(Co-expertise)プロセスに関する助言と相談

原発事故の被災地では、放射線への対応も継続的に行う必要があります。

福島ダイアログは、チェルノブイリ原発事故で被災した地域の生活再建の一環として、90年代から2000年代にかけてベラルーシで行われた実践的な方法論に基づいた助言を行います。

  • 実用放射線防護文化 放射線が残る被災地での現実に即した生活様式
  • 共同専門知(Co-Expertise)プロセス:専門家とステークホルダー(住民・関係者)が対話をしながら共に活動し、誰にでもみえるプロセスで、原子力災害後の復興で、地域の人びとの暮らしと科学知識をつなぎます。このことによって、実用的な放射線防護文化を地域に根付かせます。


国内外プロジェクトへの参画

福島ダイアログでは、国内外の学術団体や専門組織、国際組織と連携しながら、活動をしてきました。

この先も、互いのプロジェクトへの参画を通じて、関係を強化していきたいと考えています。


海外のパートナー組織との交流

活動に関する意見交換や助言を得るために、国内外のメンバーで構成される助言委員会をNPO内に設置します。

委員長:ティエリー・シュナイダー(原子力防護評価センター(CEPN)/フランス)

活動方針への助言を得るとともに、国際潮流と連動した活動を行っていきたいと考えています。


学術論文やメディアを通じた福島の状況についての国内外への情報発信

ダイアログの活動については、これまでも学術誌への学術論文の投稿を通じて、国内外に伝えてきました。

今後も、日英両語での論文投稿等を通じて、福島の復興についての情報を国内外に伝えていきます。


Your donation will be used to organize the Dialogue and develop a national and international network to sustain the recovery of Fukushima.


 From this year onwards, Fukushima Dialogue will work to strengthen its organisation in order to make its activities sustainable and to make a more stable contribution to the recovery of the affected areas of Fukushima, which will take a long time.


 We are looking for supporting members who can provide stable financial support for our activities.


  • Dialogue meetings that take place once a year in the fall on a theme of general interest suggested by local stakeholders
  • Advice and consultation on the practical radiological protection culture and the co-expertise process
  • Local initiatives in partnership with NPOs working in the field of recovery
  • National and international dissemination of information on the situation in Fukushima through academic articles or the media.
  • Participation in national and international projects
  • Exchanges with partner organizations abroad

https://fukushima-dialogue.jp/

代表:鎌田陽子(安東量子) Ryoko ANDO

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