私たちの取り組む課題
福岡・九州地域を拠点に開発・人権・環境・平和などの分野で活動する非営利の市民組織が充実した支援活動を行うためのサポート(伴走支援)と一般市民の方へNGOの取り組みを知ってもらうために活動をしております。
なぜこの課題に取り組むか
日本には、国際協力支援を行う団体(NGO)が全国で600以上あると言われています。この数字はNPO法人や一般社団法人等、法人化をして活動しているNGO団体を指し、法人化せず活動するボランティアサークルや個人で取り組んでいる関係者を含めるとさらに多くの団体が国際協力支援に取り組んでいます。
年々グローバリゼーションが進み、SDGsの浸透もあって国際問題への関心が高まりNGOをはじめとした海外支援の活動への寄付は年々増加しております。
しかし、寄付額全体の半数以上は規模の大きいNGO6団体へ集中しており、残りの4割が600近くの団体の寄付の総数となり、充実した活動ができる団体と資金面に課題があり充実した活動ができない団体の二極化が進んでいます。
また資金面以外でも活動に参加する人材の確保や、活動をしってもらうための情報発信の場が不足している等当事者だけでは解決できない課題が山積しています。
ただし、多くの市民は先に書いたように国境を超えた課題解決のために支援に参加したい、NGOに関わりたいという希望を持っているがたくさんいますが、NGOや国際協力の情報に触れる機会や場が不足しています。
私たちFUNNではこれらの課題に解決するためにFUNNは福岡・九州に拠点があるNGO団体19団体とネットワークを作り、「福岡・九州地域の国際支援の関わる非営利の市民組織の活動の発展」 と「一般市民への国際理解の普及、関わる人を増やす」ことを目標に活動を行って参ります。
寄付金の使い道
NGOの活動や運営に関する支援
- NGO団体の組織能力強化に関する研修、勉強会等の実施
- NGOスタッフ向けの「ボランティア・マネジメント研修」の実施
国際協力に関する調査・提言
- 九州地域で国際協力に関わる団体関係者から国際支援活動に関する実態調査を行い、結果を元に政府へ国際支援のあり方の提言活動の実施
- 一般市民から届いた国際協力がより良いものになるようにするための意見をまとめ政府や行政等への提言活動の実施
国際協力に関する情報・学習機会の提供
- 一般市民向けの方向けに国際問題や海外支援について理解を深めてもらうための連続講座の実施
- 国際協力に対する理解を深め、国際協力に関心のある市民が参加する交流会の実施
NGO活動に関する人財育成
- 将来国際協力の現場に関わりたい学生向けへのインターンシッププログラムの実施
- FUNNのネットワーク団体の現場を見学するスタディーツアープログラムの実施
NGO間および各種団体との連携促進
- 正会員団体も含めた、九州地域のNGO団体との連携強化
- 市民、行政、企業、教育機関などの枠組みを超え、それぞれの強みを持ち寄って協働することができる他セクターとの連携強化