私たちの取り組む課題
残念ながら、今の日本は性教育後進国です。
UNESCOの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」によると、
世界の性教育は5歳からはじまります。
https://sexology.life/world/itgse/
https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000374167
日本はどうでしょうか。
性教育の当事者である母親や父親、先生たちは、何をどうして良いのかわからない状態です。
簡単に情報にアクセスできる現代社会。
間違った情報が簡単に広がる時代。
そこから、性犯罪や性ハラスメントが生まれている日本の現状があります。
なぜこの課題に取り組むか
性教育には、2つの大きな意味があると思っています。
ひとつは、「性犯罪から子どもを守ること」。
これは、我が子を被害者だけでなく加害者にもさせないということです。
子どもを交通事故から守るために交通ルールを教えるのと同じように、子どもを性犯罪から守るために性教育をしてほしい。
もうひとつは、「いのちの素晴らしさを伝えること」。
パパとママがいて、たくさんの奇跡が重なってあなたが産まれたことは、それだけで素晴らしいことだと、1人でも多くの子どもたちに伝えたい。
寄付金の使い道
「性について語るのは恥ずかしい」「きっかけがわからない」という日本の現状を踏まえて、2022年、私たちは性教育導入絵本を出版しました。
この「いきている ただそれだけで」は、性教育の説明的な内容や、性犯罪の恐ろしさを伝えるものではなく、
あくまで「命のはじまりについて、子どもと話すきっかけを作る」絵本になっています。
命が繋がる素晴らしさや、
子どもに対し「大切なあなただから知ってほしいんだよ」という思いも伝え、愛されて産まれてきた事をこれまで以上に実感してもらえる内容になっています。
寄付いただいたお金で、この絵本を、全国の助産院や保育園・幼稚園などに寄贈したい、性教育をどのように始めたら良いか伝えたいというのが、私たちの思いです。