事業の目的
限られたいのちで苦しむ人と、その家族に関われる担い手が、それぞれの地域に必要数いなければ、住み慣れた地域で人生の最後まで安心して過ごせる社会を目指す、地域包括ケアシステムは成熟していきません。
エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座を受講後、一定の要件を満たした方が、「認定ELCファシリテーター」となって、職場や地域で、「エンドオブライフ・ケア」や「いのちの授業」などをテーマにした学習会を開催したり、講演を行うことが可能となります。一度受講して終わるのではなく、現場での実践も踏まえ、継続的に学びふりかえり繋がることが、解決困難な苦しみを抱えた人と関わり続ける上で大切なことと私たちは考えます。
それぞれの地域の実態に即して学習会や講演会を開催できるように、スライドと動画とファシリテーターガイドをあわせてファシリテーターツールキットとして、ご提供いたします。
これまでの活動
コロナ禍で集まることが難しい地域もあると伺いますが、感染症対策を行い、オンラインも併用しながら、活動を続けている地域からの報告が増えています。解決困難な苦しみを抱える人が増えているいまだからこそ、安全面に配慮し、可能な形で活動を継続することで、地域で苦しむ人の力になりたいと、私たちは考えています。
認定ELCファシリテーターによる活動報告
これまでの事業成果
現在、ELCと名前のつく地域学習会が、全国に50箇所を数え、認定ELCファシリテーターは280名を超えました(2020年12月現在)。
事業の必要経費
各地域の活動を支えたり、ファシリテーターがよりよい研修を提供できるように継続学習するためのご支援をお願いいたします。