私たちの取り組む課題
きこえない・きこえにくい赤ちゃんを授かった親御さんにとって、「どう伝え合い、心を通わせればよいのか」は大きな不安です。
しかし、「聴覚活用も手話獲得も大切にしたい」と願う家族が、子どもの発達に応じた支援を受けられる場は十分ではありません。
乳幼児期は言語獲得の土台を築く重要な時期であり、この時期に適切なコミュニケーション環境が不足すると、親子関係や子どもの心理発達にも影響を及ぼします。
私たちは、ろう・難聴児と家族が豊かな手話環境に出会える機会の不足や、保護者の孤立を大きな課題と捉えています。
なぜこの課題に取り組むか
私たちはこれまでの実践研究を通して、手話言語の獲得が聴覚活用による日本語習得を妨げないことを明らかにしてきました。
日本手話という「目で見てわかる言語」を獲得することで、子どもたちは安心して世界を理解し、思考力や学習能力を育むことができます。
私たちは、「手話か聴覚活用か」という二者択一ではなく、両方を支援の柱として大切にしています。
また、保護者の手話習得支援や交流の場づくりを通して、親子の愛着形成と、子どもたちが自信をもって社会へ踏み出す力を育みたいと考えています。
支援金の使い道
いただいたご寄付は、子どもたちが日本手話のあふれる環境で安心して学び、自分を表現できる支援活動の場「こめっこ」の運営に活用します。
具体的には、日本手話ネイティブスタッフや心理・手話通訳の専門スタッフへの謝金、オンライン支援のシステム維持費、教材開発費などに充てられます。
また、公的支援だけでは十分に対応できない遠方家庭への個別相談や出張支援など、一人ひとりに寄り添った継続的なサポートのための大切な財源となります。

