私たちの取り組む課題
■生物多様性保全・土砂災害予防という課題を、竹やぶ整備で解決
■障がい者就労支援・自然共生型(エネルギーを大量消費しない)産業の育成という課題を、竹の産業化で解決
■気候変動適応策として、地球温暖化により生息域が北上・拡大している孟宗竹の課題を、竹の産業化で解決
■地方と都市、供給者と需要者、という立場の異なる主体が経済活動を通じ連携しSDGsを達成するという、
「地域循環共生圏」(ローカルSDGs)の構築という課題を、「SDGs共鳴型の竹の商品サービスの流通確立」で解決
なぜこの課題に取り組むか
四季折々多様な木々が色鮮やかに映える里山が、時が経つにつれ、外来種の孟宗竹に覆われていた・・
竹やぶ内は真っ暗で、人を寄せ付けず、猪などの格好の隠れ家・餌場(筍)となっていた・・
孟宗竹の旺盛な繁殖力で、竹やぶは西日本を中心に拡散を続け、温暖化の影響で北限が上昇している・・
食のグローバル化・プラスチック素材の台頭で、急速に担い手不足が進み、人的管理がなされない竹林は竹やぶ化し、
さらには地下茎により拡散しています。結果、地上のみならず土壌においても多様性を欠き、追い打ちをかけるように、
「気候危機」で頻発する豪雨で、土砂災害を誘発しています。
行政の予算もない、民間事業による素材としての活用もない、結果として、野放図に拡散する・・。
この悪循環を断ち切りたいとの 思いで、平成28年(一社)九州循環共生協議会を設立し、試行錯誤の活動を始めることになりました。
「人的管理=野放図な竹やぶ拡散防止=生物多様性保全」という構図は見えてきましたが、「人的管理」の為の「経済的動機付け」、
つまり、「竹の産業化」が確立しないと、誰も(地主は)竹やぶを整備しようとしません。
そこで、私たちは、企業の皆様とともに、SDGsという共通の価値観で、この現状を打破できないか?と、
新たな、活動(SDGsバンブープロジェクト)を始める事としました。
竹の需要がない➝人的管理(間引き・間伐)されない➝光合成の為、水平拡散➝他の生物生息域を侵食➝竹の樹幹で日光が差さない➝
既存の植物が枯れる・昆虫などがいなくなる➝竹の密生➝光合成の為、水平拡散・・・
という、悪循環を断つには、竹の製品・サービスの需要を喚起し、安定化させる必要あります。需要が安定化すると、供給体制も
自然と整備され、やがて、地方の新たな産業になります。産業構築には竹林整備が必須です。当社団は、竹林整備に障がい者と共に取り組みます。
寄付金の使い道
■ 竹に関する商品サービスの需要喚起・安定化の為の、Webマーケティング費用
■ 竹を微粉砕し、用途開発(竹パウダー風呂、ぬか床、消臭剤、水質浄化剤、土壌改良剤、バイオマスプラスチック等)費用
■ 竹を微粉砕する機械の購入と、竹やぶ公害に悩む各地の団体へのレンタル
■ その他、目的やビジョンを達成するために必要な費用