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特定非営利活動法人みなぱ

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障がい・介護を支えたい

社会教育を推進したい

子どもに教育を届けたい

ビジョン

生まれ育つ地域の中で、乳幼児から高齢者まで、障がいのあるなしに関わらず誰も排除されることなく、一人ひとりが生き活きと暮らせる共生社会の実現に寄与していくことが目標です。

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私たちの取り組む課題

 「みなぱ」は、NPO法人として15年目を歩んでいます。設立当初は、富山型福祉を目指して設立した法人でした。これまでの10年は、介護保険法や障害福祉サービスの制度を活用しながら、子どもから高齢者までの地域共生をテーマに活動内容を模索していました。自分ができることと言えば、介護保険のケアマネージャーだったので、高齢者の在宅生活の自立をお手伝いするための居宅介護支援事業から開設したのが事業としての最初の場所でした。それから時代のニーズに合わせて、在宅福祉サービス中心とした事業を展開しながら、9年前からは障がい児・障がい者の相談事業を開設し、札幌市でも数少ない、介護保険から障がい福祉に対応できる相談支援センターになりました。

10年が経ち、介護保険法も障害者総合支援法も、度重なる改正により、サービスも多様化し、みなぱに集まる人々の生活や困りごとも年代に応じて変化してきています。殊に「子ども」への支援を見ていくと、現在開設している「放課後等デイサービス」だけでは対応が難しい現状が身近なところでも感じるようになってくるようになり、そういう中でこれからの『みなぱ』の役割を考えたとき、次の5年、10年について中長期的に掲げるテーマを「障がい児・者」「子ども」の地域共生への支援へ、少し的を絞った活動を展開していきたいと考えるようになりました。

2019年より、不登校支援を課題に掲げた事業として、「共育学舎とむ∞とむ」「不登校の子の居場所あれとぽ」という、制度を活用した放課後等デイサービスと、制度外の自費事業となります居場所支援に取り組み始めました。

 通常学校に行っていると気付かなかったことですが、学校に行けなくなると、地域との関係が途切れてしまい、外出がしづらい状況に立たされます。学校やフリースクールを選択できない子どもたちもいます。『学校に通うことを第一の選択としない子どもたちの居場所や学習場所の確保に向けて、多様な学びの場所があるといい。』そのような課題解決に向けて、NPOの事業として動き出しをしました。

また、2020年初頭から新型コロナウィルスが流行しはじめ、世界規模で外出自粛の動きとなり、近年でも稀に見る、日本全国各学校が約3ヶ月間にも及ぶ、休校措置を取る事態となりました。外出自粛要請が続く中、法人全体としては子どもたちにとっての「居場所」を確保すべく、自然に恵まれた環境の中で、子どもも大人も健やかに過ごせる環境を作りたいということで、2020年6月から、札幌市の中央区盤渓の森の中に、「みなぱの森 森学舎」という新たな居場所をオープンしました。

 2021年4月からは、札幌市の隣の江別市の要請を受けて、放課後児童クラブの開設もしており、子どもが安全安全な環境の中で、健やかな育ちを支えらる居場所が増えました。

 「地域・子ども食堂」についても札幌市2ヶ所、江別市1ヶ所で実施しながら、子どもから大人まで誰でも安心してご飯を食べられる環境づくりにも取り組んでおります。

 コロナ禍の影響もあってか、年々と不登校に悩むご相談も増えてきております。2022年からは、札幌市のフリースクール補助金をいただきながら、各助成金を活用しながらではありますが、なんとか活動を繋いでおります。

なぜこの課題に取り組むか

 学校以外の学びの場のニーズはあるものの、子どもによっては「不登校になってしまった」というネガティブな思いがあり、自宅から外に出ようとしない生活に拍車がかかってしまう現状も見られています。文部科学省の「不登校児童生徒へのあり方のついての支援する上での基本的姿勢として、『(3)不登校とは多様な原因・背景により、結果として不登校状態になっているということであり、その行為を「問題行動」と判断してはならない不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭し、学校・家庭・社会が不登校児童生徒に寄り添い共感的理解と受容の姿勢を持つことが、児童生徒の自己肯定感を高めるためにも重要であり、周囲の大人との信頼関係を構築していく過程が社会性や人間性の伸長につながり、結果として児童生徒の社会的自立につながることが期待される。』と学校に行かないことを認め、受け入れようとする方向には少しずつなっていますが、学びの場の選択肢はまだまだ狭いまま、というシステムのずれが現状であります。社会通念として学校には行かなければならない、学校に行かなかったら将来はどうなるんだろうという不安で苦しんでいる親子はたくさんいます。

 不登校になる前の予防策として、10年前に「放課後活動スペースいころ」を自主事業として設立し、制度を利用しなければ通えない放課後等デイサービスの機能を制度を利用せずとも、安心できる居場所の必要な子どもに幅広く相談の場や活動の場を提供してきました。安定した活動費の捻出を考え、場所と人材を確保し、9年前より放課後等デイサービス「トゥク∞トゥクもいわ」を開設、制度を利用しての活動場所の確保をしてきました。

 また不登校当事者の保護者が「不登校の子の居場所 あれとぽ」を設立しました。学校に行けずとも安心して過ごせる居場所の提供と、不安な気持ちを軽減できる保護者の交流の場として自主事業として設立して8年が経ちました。

 学校に行き悩む子供たちや保護者の不安、思いを少しでも軽減できるように、また、学校以外の学びの機会を増やせるようにシステムの多様性と充実をはかるため、制度を活用しての事業として、当事者団体との協働事業として、「共育学舎とむ∞とむ」を設立することとし、2019年から課題解決に向けて動き出しました。

 子ども、家庭、学校等との機関と連携を図りながら、家と学校の他の第三の居場所を作ることで、自宅に引きこもることなく子どもの育ちの場所を保証し、子ども自身の力で将来を考える場所になることを期待しながら、私たちが今取り組めることを日々考えています。

 また、コロナ禍を経て、少なからず子どもたちの育ちの環境にも変化が起きていることで、ストレスがかかる環境要因も増えてしまっている現状もあります。その中で、自然の環境下で癒しの力に着目し、札幌の盤渓の森に子どもから高齢者まで誰でも集うことのできる「みなぱの森 森学舎」をオープンいたしました。

寄付金の使い道

NPO法人みなぱの居場所作り含む、社会貢献活動に向けて取り組むには、ボランティアや、制度での雇用者だけでは人材が不足しています。安定した人材の確保に向けての取り組みや、設備や建物の維持費用、活動費用に充てさせていただきます。特に多様な居場所・学びの場の創造に向けて、子どもたちの育つ環境改善に取り組んでいきます。子ども食堂を定期的に開催しており、子どもが安心して遊べる場所を作ったり、子どもの貧困対策に向けての活動にも使わせていただきます。

学校に行かない子どもたちの多様な学びに対してのご支援をいただきながら、ご支援いただいた子どもたちが、自分自身の意思決定に基づきながら、将来自信をもって社会へ羽ばたき、そして次の世代に貢献していただけるよう、今私たちができる子どもに対する支援を充実していくために活用させていただきたいと考えております。小さな法人ではありますが、法人の継続的な運営のために、皆様の暖かなご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

NPO法人

特定非営利活動法人みなぱ

〒0050037

北海道札幌市南区南三十七条西4-11

0115813784

代表:中村絵梨子

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